荒井崇博が長崎支部に移籍し、佐賀支部の中で山田兄弟の存在感がさらに高まった。特に弟の庸平の充実ぶりは目覚ましく、このまま九州のエースにまで駆け上がりそうな勢いだ。3月の松山記念で2度目の記念Vを飾ると、ウィナーズカップは決勝4着、直後の佐世保FⅠは貫禄の完全Vだった。ウィナーズカップの初日特選では脇本雄太と同期連係も実現。ひょっとしたら今開催も脇本―山田庸平の並びが実現するかもしれない。悲願の地元記念初制覇に向けて、初日からアクセル全開だ。

 兄の英明は5年ぶりの地元記念Vにチャレンジする。昨年後半はなかなか結果を出せずにいたが、今年初戦の和歌山記念で3勝を挙げて反撃ののろしを上げると、3月は佐世保FⅠと福井FⅠを連続V。ここへ来て急上昇中だ。直前の別府FⅠを欠場したが、大事な地元記念にはきっちりと調整を合わせてくるだろう。兄弟で決勝進出した一昨年の71周年のような活躍を地元ファンは待ち望んでいる。

 地元勢は他にも池田浩士、山口貴弘、金ヶ江勇気、山口敦也、青柳靖起が参戦。鋭い捲りが武器の金ヶ江、フレームを替えて上昇ムードの山口敦が近況の状態が良さそうだ。


脇本が武雄にやってくる
松浦が3度目のVを狙う
関東勢が今年も充実布陣

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