京王閣ミッドナイト競輪の「ウィンチケットミッドナイト競輪」が5月23日から25日まで3日間にわたって開催される。レースはA級3班チャレンジ戦で1日7レース。焦点は自力型の攻防。121期が4人いるが気合は地元の永井哉多(東京)が一番か。ホームは立川だが京王閣でも力走。東京のバンクでの初Vなるかが注目される。


 永井哉多(東京・121期)は3月向日町で初V。その後、4月に奈良と名古屋でも優勝と、この春から上昇ムード。2月以降、直近4カ月のバック本数は21回。積極的な走りで結果を出している。京王閣出場は2日目から補充で走って1、1着だった2月ナイター以来。その前は昨年7月の本デビューから約2カ月後、昨年9月ナイターで①③❸着。チャレンジ戦5場所目で、その時が初の決勝進出だった。目指すのは立川も含めてまだない地元バンクでのV。果敢に攻めて押し切りへ。埼京同士の早川成矢(埼玉・78期)や前走松山でも連係した赤石聡(群馬・69期)、永井と同じ立川がホームの広川貞治(東京・61期)が後ろで食らいつく。

 他の121期は伊藤温希(岐阜)、河崎正晴(熊本)、合地登汰(岡山)。近況、最も安定しているのは伊藤だ。直近5場所で2V、決勝2着3回。自力を主体に、状況に応じて何でもこなせる器用なタイプだが、基本は捲り勝負か。河崎は今年の優勝が1回のみ。それでも前期終盤は11月以降6場所で5Vの固め打ち。期待度は高い。自在性もある吉田勇気(福岡・117期)が九州同士で河崎とタッグ。差し切ってのVも。合地は決勝2着だった2月名古屋以来の決勝入りがテーマになるか。

 北日本は先行パワーある猪野泰介(山形・111期)が先頭で積極策。動ける渡辺正人(福島・100期)、鈴木裕斗(宮城・99期)は猪野に前を任せての勝負となりそう。大中拓磨(兵庫・111期)も確かな先行力を備える。ペースを握ると怖い1人だ。


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