「第74回高松宮記念杯競輪」展望【東】
進化止まらない
真杉 匠
◇今年はすでに5V
真杉は今年すでに5V。直前の函館FⅠでも危なげなくVを飾り勢いMAXで大舞台に挑む。期待された5月平塚ダービーでは、3年連続での決勝進出はならなかった。それでも続く地元の宇都宮記念では山田雄大を追走から番手捲りを決めて地元選手としては14年ぶりのV。ふだんはクールな男が喜びを爆発させる姿が印象的だった。
5月ダービーでは同期の時期もあった山口拳矢がダービー王に輝いた。「早く追いつけるように」と改めてGⅠ制覇への気持ちが強くなった。持ち味の強力な先行力に加え、近況は関東ラインの結束を生かし戦法の幅は広がっている。東日本で立ちはだかるのは強力・北日本ラインだ。ダービー準決勝で先頭を走る新山の突っ張り先行の前に敗れたことは忘れていない。進化を続ける走りで北日本勢を倒しファイナルへと突き進む。
「第1回パールカップ」展望