ガールズ戦見どころ
主力は太田美穂(26=三重112期)と下条未悠(22=富山118期)。この2強対決だ。
太田は前回高知で完全優勝。今年2度目のVを決めた。常に前々へ攻める姿勢が光る。前回高知決勝はバック手前で6番手に置かれたが、ロング捲りで、後ろにいた鈴木奈央を振り切り、きっちり仕留めた。
今回も積極的な攻めで連続優勝を狙う。
下条未悠
先行力では下条が1番か。昨年末の小倉で完全Vを決めて、今年は前々回6月静岡で1①❶。出切った時の粘り強さに定評があり、いかに自分の勝ちパターンに持ち込めるかどうかが焦点だ。
決勝では太田との力勝負になってくる。
藤原春陽 安東莉奈
3番手グループは少し差がある感じだが、当銘沙恵美(24=愛知118期)の気配が上向いている。前回の武雄初日、吉川美穂相手に果敢に攻めて2着に逃げ残り。意欲的に攻めていく気持ちになっているので、2強の間に割って入るかも。
あとは今年2月小倉(24❶)でV歴がある藤原春陽(21=徳島122期)は近況、パッとしないが、混戦になった時の差し脚が出れば好配必至。
地元の安東莉奈(22=大分122期)は位置取りの良さで何とか上位陣に食らいついていくか。本線となる自力型の後ろに追い上げる形で決勝進出を狙う。
121期の新人、高本美穂(20=熊本)と谷元音羽(19=鹿児島)が登場する。
高本は在所10位、今節が本デビュー戦。競走訓練では捲り、追い込みで8勝。まだ自転車キャリアが浅く、経験を積んでからか。
谷元は兄(谷元奎心・117期)と同じ道を選び、在所6位の成績。競走訓練では捲りと追い込みで9勝。前回高知で本デビューし553。まだ、上位陣とは力の差があるかもしれないが、地脚の良さを生かしてくると確定板に絡んでくる可能性もある。