富山競輪の開設72周年記念「瑞峰立山賞争奪戦(GⅢ)」は8月3日開幕。

 S班は新山響平、佐藤慎太郎、郡司浩平、松浦悠士の4選手。躍進・真杉匠、実績の浅井康太ら実力者が集結して激戦必至の4日間だ。


先行予想

〇新山 剛脚で激戦断つ

 本命は新山。前回の函館GⅡこそ力を発揮できなかったが、2場所前の小松島記念でのパワーは圧巻だった。短走路で持ち味の先行力がさらに生きる。他派の自力型を封じて押し切りに期待だ。マークは巧者の佐藤慎太郎。さばき、切れ味はさらに磨きがかかっている。捲ってくる選手をけん制してゴール前では新山をとらえるか。同じく北日本の渡部幸訓も好調をキープ。結束する北日本ラインは強力そのものだ。

 郡司浩平が迫力のタテ脚で迫る。自力でも当然に強いが同じ神奈川の北井佑季が上位進出なればさらにチャンスは広がる。北井の仕掛けは早く、2番手絶好の展開が見込める。南関ラインを固めるのが内藤秀久。さばきは厳しく郡司マークを守る。

 松浦悠士が小松島記念、函館サマーナイトフェスティバルVと完全復活の動きを見せる。今シリーズは中四国の自力選手がやや手薄で先頭での走りになりそう。抜群のレースセンスで好位を確保して捲りを放つ。小倉竜二が松浦をマーク。

 真杉匠の先行、捲りの威力はS班に並ぶ。ロングスパートを苦にしないので他ラインを力で封じ切るシーンがある。浅井康太は中部ラインが劣勢なので総力戦での走りになるか。脚をためての強襲に注目。


スポニチロゴ