6日制ナイターGⅠの「第66回オールスター競輪」が、15日から20日まで西武園競輪場で優勝賞金5900万円を懸けて開催される。出場メンバーはS級S班9人を含む精鋭135選手。3年ぶりにファン投票1位に輝いた異次元パワーの脇本雄太が昨年に続き西武園オールスター連覇に挑むほか、スター選手が集結して熱戦を繰り広げる。

 2日目と3日目の最終11Rではガールズケイリンコレクション2023西武園ステージ・ファン投票の得票数上位者が権利を得る特別競走のアルテミス賞、ガールズドリームレースが石井寛子、日野未来、荒川ひかり、奥井迪、石井貴子、梅川風子、小林 莉子(以上、アルテミス賞)、児玉碧衣、佐藤水菜、小林優香、久米詩、柳原真緒、山原さくら、太田りゆ(以上、ガールズドリームレース)の各7選手により争われる。(電投番号「26#」)


 昨年はダービーとオールスターでGⅠを制した脇本雄太。5月ダービーでは連覇ならず。ここではどうか。今年のビッグではGⅠ、GⅡ5場所の全てで決勝に進んでいるが優勝はまだない。完全Vを決めた昨年と同じ西武園でのオールスターで結果を出すことができるか。ファン投票1位の期待も力に6日間、5走の長丁場を戦い抜く。

 古性優作は今年のGⅠで2V。全プロ記念、GⅢも含め今年5Vを決めて現在、賞金ランクのトップ。近畿5人が2つに分かれた前走福井記念決勝では藤井栄二と連係した脇本と別線で捲りV。だが基本は脇本と近畿S班でのタッグ。初戦のドリームレースはオールS班で昨年グランプリと同じ9人による戦い。ファン投票1位の脇本が持ち味の自力で期待に応える走りに徹すれば、古性は後ろで呼吸を合わせて直線勝負。グランプリは捲ってVの脇本を差せなかったが、ここでは差してのワンツーを。決勝まではトータル5走。もちろん自力で戦っても強気な走り、強さは変わらない。

 南関の中心となる郡司浩平は地元GⅠ、平塚でのダービーで落車して右肩甲骨骨折。だがGⅠ高松宮記念杯で約1カ月後に復帰すると決勝進出。その次の小松島記念は全て自力勝負で❶①①❷。前走富山記念で今年3回目のGⅢ優勝を決めた。大怪我の後も調子を落とさず維持。富山はデビュー3年目の強力先行型、同県33歳の北井佑季と連係してのV。強烈なダッシュとスピードを備える松井宏佑も郡司にとっては同県の頼れる味方。南関で力を合わせて絆を深めた深谷知広も信頼度大。さらに松谷秀幸、内藤秀久ら追い込み陣も充実。強力ラインで上位独占へ。その可能性は十分とみていい。

 中部はダービー王となった山口拳矢が注目を集める。前走名古屋記念でも自力で強さを発揮。最終ホームから早めに出た2日目二予は差されて2着となったが、その他の3走は捲り快勝。動きの良さが際立っていた。冷静な立ち回りからの仕掛けは破壊力を増している。

 相次ぐ落車で波に乗れずにいるのが地元平原康多。4月武雄記念の落車では右肩甲骨を骨折。その直後、GⅠで最も賞金の高いダービーを走れない不運。復帰した高松宮記念杯でも落車し、悪い流れに追い打ち。つらい状況が続いている。今年の賞金ランクで立ち遅れ、11年連続でのグランプリ出場に黄信号。不安が残っても地元GⅠでの巻き返しへ気力を振り絞る。関東の強力先行・真杉匠や元S班で連係の多い吉田拓矢らと力を合わせる。

 北日本はS班が4人。優勝に近いのは自力型の新田祐大と新山響平か。追い込みは佐藤慎太郎と守沢太志。佐藤もGⅠ決勝で上位着を続けるなど抜群の安定感。守沢は落車が痛手に。前走名古屋記念決勝も携入。状態面が気になる。楽しみなのは121期早期卒業の中野慎詞。同じ早期卒業の同期でナショナル組の太田海也と共に、ここでGⅠ初出場。決勝まで進んで北日本ラインを引っ張りたい。

 中四国は松浦悠士が自在戦で軸に。直近のナイタービッグ函館サマーナイトFでシリーズ3連覇。盟友の清水裕友とタッグへ。同県町田太我、中国同士の太田海、四国の犬伏湧也との連係も考えられる。

 九州は嘉永泰斗に勢い。自力で活躍へ。GⅠでブレイクがありそう。


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