別府競輪の「モーニング7」(チャリロト杯)が9月3日から5日までの3日間開催される。

 今シリーズも123期の新人5選手がV争いをリードするが、本紙は天性とも言えるスプリント力を武器に持つ梶原海斗(24=福岡)を中心視する。安定パワーを誇る保田浩輔(24=岡山)や前回完全Vを飾った山根慶太(23=岡山)らルーキーの力勝負が見ものだ。


大会展望

 前回(8月29日~31日)と同じオール3班によるチャレンジ戦だ。例によって123期の新人5選手が注目されるが、中でも梶原海斗(24=福岡)がイチ推し。自転車の名門・祐誠高校時代はアジア選手権でケイリン、スプリント、チームスプリントで3冠を達成した。さらに中央大学時代はインカレのスプリントを制した逸材だ。

 鳴り物入りで養成所入りした梶原だが、在所時はケガの影響もあり、わずか4勝をあげるにとどまった。在所成績53位と思うような成績を残せなかったが、デビュー後は持ち前のスプリント力を存分に発揮。ルーキーシリーズ2戦目の福井決勝では最後尾から怒濤の捲り。佐藤壮志(熊本=在所成績4位)や保田浩輔(岡山=在所成績6位)ら粒ぞろいの同期生を置き去りにした。

 7月、ホームバンクの久留米で本デビュー。前回の佐世保まで4場所連続で決勝進出、うち前々回の武雄では得意の捲りで2度目の優勝をもぎとっている。荒削りだが、九州輪界を背負って立てる潜在能力を秘める。別府バンクは初登場。大器が華麗に、力強く躍動するはずだ。

 しかし、別線の同期生も手ごわい。保田浩輔(24)と山根慶太(23)の岡山コンビには勢いもある。保田は前々回の佐世保決勝で前述の梶原の逃げを利し番手捲りを決め初Vを3連勝で飾った。直近3場所9走オール連対と波乗りモード。一方の山根も直前の奈良を3日間逃げてパーフェクトで初Vを手にした。こちら山根も兄・山根将太(119期)と同じ好素材なのだ。仮にこの2人が決勝で連係するとなると番手を回った方に軍配が上がる。

 遠征勢は望月嘉人(27=静岡)が名乗りをあげる。父・裕一郎(65期)を追って輪界入りした望月は前回の地元静岡で本デビュー4場所目にして初優出。レースにも慣れてきただけに侮れない1車となる。もう一人、枝村弘樹(24=宮崎)も地元同然のバンクで目立ちたい。前回は予選で6着敗退し2日目以降を欠場。体調面が気になるところ。

 ベテラン勢では煤賀隆幸(48=秋田)、甲斐下智(54=広島)、秋山貴宏(41=佐賀)の走りに注目。前述5人の新人はいずれも一歩目のダッシュが強烈。その踏み出しに付け切れるかが焦点となる。


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