向日町競輪の「ウインチケットミッドナイト競輪」は8日からスタート。東西の実力者が集まり、熱戦必至の3日間だ。

 主役に期待したのは地元近畿地区の筒井裕哉。追い込みの威力はもちろん、捲りを温存してのタテ脚は健在だ。近畿ラインで田中大我をマークからの抜け出し、たとえ目標不在になっても捲りを主体に組み立てて抜け出すか。

 タイトルホルダーの海老根恵太が追加参戦してシリーズは盛り上がる。近況はすべて決勝進出を決めて抜群の安定感。東日本に有力な先行選手が不在で目標選択には悩みそうだが、そこは屈指の実力で迫力満点に追い込んでくる。

 中部勢は北野良栄が先頭で機動力を発揮する。捲りに威力があり、他ラインの自力型の動きをニラみ豪快に仕掛け切る。鈴木幸紀、西村豊の三重勢が追走から差し切りまで。また二班ながら新鋭の南儀拓海が上位進出なら、中部勢のチャンスはさらに広がる。

 関東の浦川尊明、渡辺高志らベテランマーク勢が巧みに運んで進出をはかる。地元京都の武田哲二、西谷岳文が気合の運びで上位進出を狙う。

 チャレンジは新鋭の石田典大、稲毛知也が機動力全開で飛ばす。


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