京王閣ミッドナイト競輪の「ウィンチケットミッドナイト競輪」が10月11日から13日まで3日間にわたって開催される。A級1、2班とガールズで1日9レース。A級1、2班は6月下旬以降、直近9場所で5Vの菅原大也(神奈川・107期)が主役。ガールズは今年9Vの山原さくら(高知・104期)と地元で先行パワーある奥井迪(東京・106期)の対決に注目が集まる。


A級1・2班戦

 菅原は確かな機動力を武器にV量産。前走平塚ではホームバンクで3連勝。中10日で臨むここでも持ち味の自力で強さを発揮する。後ろは南関連係で石橋慎太郎(静岡・88期)。平塚でも初日特選と決勝で一緒だったが特選は3番手、神奈川が3人いた決勝は別線だった。ここは番手回りでワンツーへ。しっかり食らいつく。

 関東の主力は同期タッグとなりそうな地元追い込み型の寺沼将彦(東京・111期)と、果敢な走りで強さを見せる吉田昌司(茨城・111期)。軸はホーム京王閣で気合の入る寺沼になるか。S級から下がった今期は8月静岡でV。その時も吉田と連係。決勝は逃げた吉田を番手回りから差してワンツー。その再現を狙う。ペースをつかめば吉田が押し切っての逆転も十分。

 中部は7月立川、8月玉野と連続完全Vを決めた西浦仙哉(三重・73期)。立川の初日に通算500勝達成。動いても戦えるが中部同士の若手・疋田力也(愛知・119期)が一緒なら前を任せそう。同県追い込み型の上田裕和(三重・86期)がいることも大きい。

 近畿は積極的な枠元一葵(福井・117期)に同県追い込み型の伊原弘幸(福井・90期)。捲れる市村昌樹(兵庫・103期)も気になる一人だ。

ガールズケイリン

 一番の見どころは山原と奥井の力勝負。直近GⅠオールガールズクラシックで初日ティアラカップにシードされた2人。一歩リードは、そのティアラカップで1着を獲った山原。ハイパワーで今年10回目のVへ。地元で迎え撃つ奥井の押し切りも。

 自在戦で実力アップは野口諭実可(大分・102期)。自力で上位2人に迫る太田瑛美(三重・120期)、村田奈緒(熊本・116期)も流れに乗ると浮上。中村由香里(東京・102期)はホーム京王閣で好走へ。位置取りで勝負の蛯原杏奈(北海道・120)、動ける広木まこ(福岡・118期)も決勝での連候補に挙がる。


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