別府競輪のモーニング7「第22回トータリゼータ別府杯」が10月25日から3日間開催される。

 今シリーズはチャレンジ戦で123期のヤングがV争いを引っ張る。中心視したのが西田優大(26=広島)だ。直前の高知決勝4着で特班を逃したが、仕切り直しのここからさらに力強いフットワークで存在を誇示する。


大会展望

 毎度のこととはいえチャレンジ戦は脚力上位のルーキーが主力となる。今回、123期から4人が参戦。中でも西田優大(26=広島)に勢いがある。7月久留米の本デビュー後、8場所すべてで決勝に進出し、うち3Vと安定感もキラリ。アマ時代はロードのプロチームに所属していただけあって強じんな地脚が武器だ。久留米→小松島を6連勝し、特班がかかる大事なシリーズとなった前回の高知決勝では、同期の斉藤楽が番手にはまりG前失速して4着。今回からまた仕切り直しとなるだけに、ふんどしを締めてかかる。

 地脚と言えば石川航大(24=宮崎)も力強い。こちら石川もアマ時代は中長距離種目で活躍しただけあってタレない地脚がセールスポイントだ。直前の松阪では本デビュー8場所目にして、初Vを手にするなど力を付けてきた。好漢久島尚樹(100期)の指導のもと、さらなるパワーアップを目指す。西田、石川による力の両立が有力視される。

 割って入るのが121期の小榑佑弥(24=新潟)。小榑には先輩期の意地もある。今のところ優勝は3連勝を飾った6月の地元弥彦のみだが、タテに踏むスピードは前述2車にもヒケをとらない。同県の先輩・笹川竜治(51=新潟)や伊藤之人(41=東京)らとの関東連係が注目される。

 堀川敬太郎(22=福岡)と宮道良輔(20=徳島)もV争いに加わる。堀川は9月の地元久留米で初V。直前の武雄では果敢に逃げ、堀越翔己(25=福岡)の初Vに大きく貢献した。宮道は鋭いダッシュ力が売り。当地は本デビュー一発目に参戦。2日目に落車したものの、初日と最終日に長い距離をもがいて白星を手にしている。

 中国のマーカーでは水本博行(48=岡山)が代表格。冒頭の西田マークを食い下がれるかどうかがカギ。九州ではベテラン浜田昭一郎(55=鹿児島)。石川との南九州連係で熟練のハンドルさばきを披露する。


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