2023年最終戦となる別府競輪の「モーニング7 ファッションプランニング都杯」が12月28日から30日までの3日間開催される。

 今シリーズは級1、2班戦。中四国、九州の精鋭が集まる混戦相場と言えるが、勢いは今年8Vを飾っている鶴良生(28=福岡)にある。成長著しい田村大(25=宮崎)との九州連係はいかにも強力。今年ラストのあっ旋で鶴が9Vに照準を絞る。


大会展望

 安定感で群を抜く鶴良生が優勝争いをリードする。過密日程の中、直前の静岡こそ準決で敗退しているが、前々回の地元久留米では今年8回目の優勝を捲りでもぎっとっている。来期はS級に返り咲く鶴が今年の最終戦でしっかり結果を出すつもりだ。デビュー以来、自力を貫いてきたが、今回は田村大とのセット配分だけに番手戦で台頭するケース十分。

 その田村も決勝常連にまで急成長。なかなか優勝をとれないもどかしさも同居したが、10月武雄でA級初V。殻を破った田村は続く高松決勝で真鍋智寛(愛媛)の番手に追い上げ、返す刀で差し切り連覇を達成した。来期は待望のS級昇格も決まっている。ケレン味のない自力勝負が持ち味の田村マークはおそらく鶴。この九州コンビの連係が強力すぎる。

 滝本泰行(28=岡山)、高津晃治(44=岡山)の岡山コンビも来期はS級に復帰する。前回りが予想される滝本はコンスタントに決勝へと進出する安定感を見せている。脚力温存からの捲りが決め手とあって強気には推せないが、ツボにはまれば一気に前団を飲み込むだけの脚力だ。

 連係する高津は直前の取手決勝で多田晃紀(岡山)の逃げに乗り番手差し。久々の美酒を味わっている。滝本が前述の九州コンビに対し、どう対応するかが見ものだ。

 四国勢は山本拳也(33=高知)が代表格。こちらも来期はS級に復帰する実力者。今年は9月京王閣、10月奈良を連覇。その後、足踏み状態が続いているが、鋭い決め脚は健在。山本の俊敏な位置取りに注目だ。


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