久留米競輪の新春第1弾、ミッドナイト「オッズパーク杯」が1月2日~4日の日程で争われる。

 今節はオールチャレンジ戦の7個レース制。期始めで降班組が点数上位になるが、やはり中心は125期勢。

 本格デビュー後4度のVを飾っている野村賢(20=山口)に、3Vの中村龍吉(24=福島)、ホームバンクの中西勇(32=福岡)や、3場所ぶりの決勝進出を狙う角宗哉(24=山口)らがV候補の有力どころ。久々の出走となる平根優大(21=福島)もいきなり見逃せない。

 降班組では85点台でシリーズリーダーの法月成祐(50=神奈川)に注目だ。


野村賢

 やはり125期勢がV争いをリードする。野村賢は本デビューから初Vまで9場所を要したが、そこから一気に本格化。4度のVを飾って競走得点を急上昇させた。久留米は初参戦。自慢のスピードを発揮して幸先良く新春Vを狙う。

中村龍吉

 中村龍吉は本デビュー後、3度の優勝歴がある。ただ前回の松阪は初日4着でまさかの予選敗退。10場所続いていた連続決勝進出も途切れてしまった。心機一転、ここから再進撃だ。

中西勇

 ホームバンクの中西勇は着実に力をつけている。前回の地元戦(24年9月)は惜しくも準優勝。そこから7場所、1度も決勝を外していない。前回の別府決勝は今回も出場の野村に先着して準V。底力を示した。狙うはホームバンク初Vだろう。

角宗哉

 2場所連続決勝進出を逃している角宗哉だが潜在能力の高さは見逃せない。こちらも前回は別府に出走。「セッティングを替えて良くなった」と話しており、軽視は禁物だ。

 平根優大は誘導員早期追い抜き失格のペナルティ明け。8月以来の実戦でレース勘に不安が残り、車番も常に7番車。不利な要素もあるが失格前の2場所は決勝に勝ち進んでいた。猛練習でレベルアップを果たしている可能性は大で、穴党は連日狙ってみたいところだ。

 125期勢以外では降班組の存在感が光る。12月28日時点で80点を超えているのが点数の高い順に法月成祐、吉田昌弘(40=埼玉)、手島志誠(46=群馬)、加藤大輔(45=大分)、斉藤紳一朗(47=青森)、高橋明久(44=宮城)、屋宜浩二(39=沖縄)、富沢洋祐(49=静岡)。特に法月は年齢を感じさせない奮闘ぶりを見せている。

 前期2度のVを飾った楠野史尭(36=埼玉)は2場所連続で決勝進出中。里見恒平(48=千葉)は前々に攻めて前回の別府で決勝進出した。

 ホーム久留米勢は中西と田中孝法(42=福岡)の2人。田中は1、2班戦だった前回の熊本で久々に予選を突破。リズムは上向いている。地の利を生かして上位進出なるか。


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