昨年はGⅠで2回、GⅡで1回決勝に進み、GⅢでは2Vの山田。高松宮記念杯で決勝2着に入った一昨年に続き上位レベルで安定した成績を残した。11月競輪祭終了時点で獲得賞金額15位。グランプリの夢舞台までは届かなかったが、狙える位置をキープしたことは今年への大きな自信に。昨年最終出走の広島記念(in玉野)では無傷4連勝。状況に応じて何でもできる器用さが武器。24年初レースとなるここでも巧みに運んで存在感を示す。
九州同士で山田と連係は大塚。昨年12月地元戦の別府記念では決勝に進んで3位入線も失格。その後、2場所を欠場しての今年初戦。久々のレースでも好目標あるここは追走に集中して直線勝負。ゴール前で差しての逆転を目指す。
三谷は鋭い捲りで勝負。大宮記念で落車した後だけに状態面が気になるが、実力発揮なら一気に浮上。立川は昨年グランプリシリーズ(9車立てFⅠ)を走ったばかり。結果は決勝5着。ここで当地での初Vを目指す。三谷と近畿タイトルホルダー同士でのタッグは稲垣。三谷とは大宮記念も同配分。大宮では二予で一緒になり、捲り1着の三谷後位をキープしてワンツー。ここでも絆の連係。決勝で差してのワンツーを狙う。
関東の軸は宿口か。前走地元戦の大宮記念では準決まで3走1着で決勝へ。大宮でも連係した同県黒沢や、地元で力を付けている高橋とラインを組んでの勝負。状況次第では動く組み立ても。強気な走りに徹してV争いに食い込む。
小倉や和田も確かな差し脚で浮上へ。ただ、どちらも位置次第と言えそう。うまく流れに乗るとゴール前での突き抜けが考えられる。