ガールズ戦展望
通算81Vの石井貴子と同55Vの尾方真生。決勝では、この2強対決になる斡旋だ。
石井貴子は昨年、落車負傷から復帰し、徐々に立て直していた年であったか。そんな状況でも3度優勝した実績が光る。前回の宇都宮が11❸。決勝は道中、中団で外併走になり、脚力をロスし、仕掛けるタイミングを逸した。これが全て。レースの組み立てさえ、きっちり出来ればV候補の筆頭格か。
尾方真生
いやパワーでは石井貴子より尾方真生であろう。昨年もガールズGP(7着)に出場するほどの力がある。ただ今年初戦の大垣が14❻。とくに2日目4着はまさかであった。体調が今ひとつであったとしか考えられない。とにかく本来の出来、体調さえ戻っていれば彼女がV最短とみたい。構える競走よりも力を出し切る攻めに徹していけば完全Vも可能だ。
岡本二菜
2強以外では何でもできるベテラン高橋智香(44=埼玉106期)。最高齢Vの実績(昨年11月川崎11❶)は見事である。逃げも出来るし、捲りも打てる。位置取りも可能で、バックで番手か3番手追走の形なら2強の一角を崩すか。
あとは岡本二菜(26=東京118期)。冬場が苦手なのが気になるが、時折、一発があるので軽視は出来ない。
常に決勝には乗ってくる当銘沙恵美(25=愛知118期)の手堅い走りも見逃せない。