奈良競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪・開設73周年記念「春日賞争覇戦(GⅢ)」は2月22日に開幕する。

 23年のMVP・古性優作を始め、脇本雄太、三谷竜生ら役者がそろう近畿が強力布陣。快速先行の新山響平が真っ向勝負を挑む。


先行予想

近畿が強力! 中心は古性

 昨年の古性は史上6人目の年間GⅠ3冠を達成して競輪界をリード。今年初のGⅠ全日本選抜は決勝4着だが、ナンバーワンの〝オールラウンダー〟としての評価は揺るがない。盟友の脇本は23年は落車や持病の腰痛などの影響で無冠に終わった。今年も流れは悪いが、それでもいったん、加速が付いた時の爆発力は最強たるゆえんだ。

 三谷竜が地元記念連覇へ闘志を燃やす。古性、脇本のS班コンビとどんな連係をみせるかだが、地元のエースとして勝利への執念は誰にも負けない。決め脚の威力が一級品の東口が展開問わず怖いが、仕事人・南はさばきだけでなく差し脚の鋭さも光る。ガッツマン・三谷将太ら地元勢の好戦にも期待だ。

 一大勢力の近畿勢に力で対抗するのはS班の新山。確立した〝突っ張り先行〟は他派の脅威となる。短走路ならその威力を存分に発揮する。北の切れ者・守沢、捲り兼備の底力が健在な菅田壱道らと上位独占も。

 松谷が好調。軽快な動きと鋭い差しで好走。台風の目は1月名古屋FⅠでS級初Vと波に乗る藤井か。貫禄者・小倉、機動力生かす小川真太郎も注意。


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