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名古屋ミッドナイト競輪の「WINTICKETミッドナイト」が3月2日から4日まで3日間にわたって開催される。A級1、2班7レースとガールズ2レースで1日9レース。
A級1、2班は激戦ムードも、気合で勝るのは当地名古屋がホームの地元・北野良栄(愛知・95期)。
ガールズは近況1着&V量産の石井寛子(東京・104期)と坂口楓華(愛知・112期)の2強対決が焦点だ。
北野良栄
<A級1・2班戦>北野は前々走久留米、前走小倉とミッドナイトで連続優勝。今節も同じミッドナイト。いいムードでホーム戦を迎える。戦法は自力から徐々に追い込みへシフト。久留米と小倉もラインの番手を回ってのVだった。中部に限らず他地区も含め、目標があれば前を任せてのレース。初日特選は確かな先行力を備える徳田匠(京都・119期)と中近でのタッグへ。決勝でもラインを組めれば有利な展開が望める。北野と中部で連係は差し脚鋭い笹倉慎也(富山・91期)。ゴール前で伸びると突き抜けも。
南関はスピードある自力型の矢口大樹(千葉・95期)と追い込みで堅実な鈴木良太(静岡・86期)。2人は前走川崎ナイターでも初日特選、決勝と同乗。矢口がタイミング良く出ると両者でのワンツーが決まる。
自在の今井聡(東京・113期)は前々勝負。場合によっては強い先行選手の番手でジカ競りも辞さない。復調して差し脚に切れが戻った女屋文伸(埼玉・83期)は今井に前を任せて埼京連係か。前走川崎ナイターでは決勝に進めなかった2人。ここで巻き返しを狙う。
石井寛子 坂口楓華
<ガールズケイリン>一騎打ちムードは通算606勝、トップレベルで進化を続ける石井と、京都から愛知に移籍して4カ月目、ガールズ屈指の機動力が武器の坂口。両者とも今年に入ってからの5場所15走で14勝、優勝4回。好成績をキープしている。石井は自力も含めた自在戦、坂口は自力のスタイルでV獲りへ。どちらを軸に取るかは予選2日間の走りを参考にしつつ、決勝のメンバー7人が出そろってから判断すべきだろう。
この2人に割って入るとすれば誰か。安定感では決勝でも確定板入りが多い高橋梨香(埼玉・106期)。前々に攻めの走りで好勝負。坂口同様に地元での活躍に燃えるのは積極的な組み立てが光る当銘沙恵美(愛知・118期)と捲り鋭い杉浦菜留(愛知・118期)。増田夕華(岐阜・118期)、田中まい(千葉・104期)も自在な走りで決勝での連候補に挙がる。