兄・英明(89期)とともに佐賀輪界の屋台骨を支える山田庸平が地元のGⅢ初Vに挑む。昨年、山田は3月ウィナーズカップ(別府)、6月高松宮記念杯(岸和田)、8月オールスター(西武園)の大舞台で決勝に進出。悲願のタイトル獲得とはならなかったが、秋ごろまでグランプリ出場圏内にいた。競輪祭で勝ち上がりに失敗し、夢は水泡と消えたが、初タイトル獲得を予感させる活躍を見せた。

 昨年末の広島ピースカップ(玉野開催)で3度目のGⅢ優勝をパーフェクトで決め、今年仕事始めの立川FⅠも完全Vで勢いよく飛び出した。直前の松阪FⅠ決勝は石塚輪太郎(和歌山)を先頭にまとまる近畿ラインを鐘過ぎに叩き、力強く逃げ切る100点満点の内容だった。脚力、実績ともに確かな経験値も積んできた山田だが、不思議と地元GⅢのタイトルには縁がない。「気負わず自分を信じて頑張るだけ」。地元ファンの声援を背に山田が最高のパフォーマンスを披露する。


浅井康太 完全復活だ!!
V争いの中心は山田庸平

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