京王閣ミッドナイト競輪の「ウィンチケットミッドナイト競輪」が5月11日から13日まで3日間にわたって開催される。A級1、2班とガールズで1日9レース。

 A級1、2班は自力型の力量が互角で激戦模様だが、前期S級で今年のV数最多の菅原裕太(静岡・100期)を本命視。

 ガールズは実力上位の吉川美穂(和歌山・120期)、鈴木美教(静岡・112期)、奥井迪(東京・106期)で三つ巴の争いだ。


A級1・2班戦

 菅原が自力で強さを見せるか。前走大宮FⅡでは準決3着で決勝に進めなかったが、その前の小田原FⅠで今年3回目のV。ここで巻き返しへ。状況に応じた仕掛けで押し切りを狙う。奥原亭(神奈川・103期)が南関で菅原とタッグ。しっかり続いて直線勝負。菅原が早めに出た時はゴール前で差し切って逆転も。

 関東の強力先行は宮下一歩(長野・115期)。ぶれずにスタイルを貫き、積極策で持ち味発揮。ペースを握って押し切りなるか。当地は19年12月、チャレンジ戦で初Vを決めた思い出の地でもある。番手は追い込み型で得点上位の江連和洋(栃木・76期)。宮下が逃げ粘れば展開有利。絡まれずに続くと絶好のVチャンスに。

 スピードある疋田力也(愛知・119期)も成績は安定。自在の重倉高史(富山・95期)が追加で入り、差し脚いい山田祥明(岐阜・97期)と中部で強力連係。ラインの援護を味方に上位独占へ。

 近畿の枠元一葵(福井・117期)も2班だが先行力は確か。ペースを握ると押し切りがある。

ガールズケイリン

 有力なV候補は吉川、鈴木、奥井の3人。その中で一歩リードは昨年ガールズGP、今年3月コレクション、4月GⅠオールガールズクラシック決勝で2着の吉川美穂(和歌山・120期)だ。前走川崎ナイターに続いて今年5回目のVへ。自在な走りで強さを発揮する。

 鈴木は川崎決勝で吉川に先着を許して2着。基本は自力勝負。ここでリベンジを狙う。

 地元戦に気合は奥井。昨年10月当地ミッドナイトでは予選連勝も決勝で2着。迷いのない仕掛けで押し切りなるか。

 熊谷芽緯(岩手・124期)は徹底先行で上昇中。底力ある山口伊吹(長崎・116期)、永礼美瑠(愛知・118期)も自力を含めた自在戦で上位争いへ。


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