京王閣ミッドナイト競輪の「ウィンチケットミッドナイト競輪」が6月1日から3日まで3日間にわたって開催される。A級3班チャレンジ戦のみで1日7レース。123期5人ほか力のある機動型、自在型を主力に白熱のバトルが繰り広げられる。

 5人いる123期の中で得点最上位は山田駿斗(千葉)。今年の勝率76.9%、連対率87.1%でV数6回も最多。決まり手は逃げと捲りがほぼ半々。鋭いダッシュを武器に状況に応じた仕掛けを見せる。決勝で同期4人との対戦となった前走前橋ミッドナイトは5着。勝負どころで5番手の位置から外を踏むも捲れず不発に終わった。ここで巻き返し今年7回目のVへ。しっかり流れに乗りたい。

 次いで得点が高いのは地元の石田典大(東京)。直近2場所で完全Vを決めており、ここで9連勝での2班別昇に挑む。今年の最終バック先頭通過数30回、先行での連対数29回が示す通り積極果敢。持ち味を発揮してホームバンクでステップアップを果たせるかが注目される。

 もう一人、関東地区の123期は依田翔大(山梨)。直近3場所で2Vと上昇ムード。前走武雄の決勝では2班特昇が懸かる甲越の先輩・治田知也の前で果敢な走り。治田の完全Vに貢献した。地元の石田と一緒になった場合に、どのような走りを見せるか。それも興味の一つ。

 石川航大(宮崎)は3月取手で今年初、通算3回目のV。菊地圭(宮城)は今年に入って優勝がないが昨年12月当地ミッドナイトで石田を含めた同期3人を破ってデビューから2度目のV。流れ次第でチャンスは十分とみていい。

 そのほか大城慶之(大阪・113期)も直近4場所で2Vの実力。自在に何でもこなせるのが強み。前々に攻めて浮上を狙う。


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