別府バンク特徴
周長400㍍、直線のみなし距離59.96㍍、最大カントは33度41分24秒。クセがなく平均的な400走路と言える。冬場はBS強い向かい風が先行選手を悩ませるが、夏場のこの時期はさほど風による影響は受けない。それでもトップクラスが集まるGⅢ開催となると逃げ切りは難しい。
車券戦術はやはり追い込み型が中心になる。捲りはけっこう決まっているが、2センター入り口の上りで失速ケースが多く、3角までにハナに立つ早めの仕掛けが有効だ。直線の伸びは内、中、外と平均して伸びる。
強風で知られる当地は荒れる競輪場としても有名。18年8月のチャレンジ予選では大本命だった嘉永泰斗(熊本)が打鐘すぎに車体故障し、捲った中村大和(大分=引退)―近藤時啓(岡山=引退)が1、2着。3着に浦野慈生(神奈川)が入線し、3連単⑤⑥②で188万1520円のジャンボ配当が飛び出した。
極め付けは今年6月のチャレンジ予選。特班がかかっていた桜木雄太(福岡)が失格。池川瑠威(広島)の捲りを追った岡崎浩一(神奈川)が1着。2着池川、3着は桜木から切り替えた浜田昭一郎(鹿児島)が入線。3連単③⑥①は200万1350円で7車立ての最高3連単配当となった。