松阪競輪・スポーツニッポン賞「夏の霜ふり本舗杯・CTC杯」は、8月10日に開幕。12日までの3日間開催。

 S級戦をリードしそうなのは近畿勢。その中核を担うのが高久保雄介だ。自力でも番手戦でもきっちりと結果を残したい。底力ある太田竜馬の巻き返しにも期待したい3日間だ。


S級戦展望

高久保 V争いリード

 自力、自在、追い込みと役者が揃った近畿勢が総合力でリード。その中核を担うのは何でもできる高久保だろう。馬力ある自力戦はもちろん、大石や中西を盛り立てての番手戦もソツなくこなしてV戦線を有利に運びそうだ。

 点数最上位の村田は、高久保をアシストする流れから直線勝負に専念か。直前の豊橋でもよく追い込めていた。伊藤は約2カ月ぶりの実戦だが、ツボにはまった時のパンチ力はシリーズ屈指。初戦の動きが良ければ買いだ。

 底力上位は太田。近況は大きく調子を崩しており優勝自体も昨年4月の小松島から離れているが、GⅢ5Vを誇る18年のヤングGP覇者。どんな状況下であれ競走得点以上の評価は絶対に必要だろう。

 中部地区は追加参戦となった松岡の機動力が生命線に。直前の豊橋では本人も納得の脚力を見せていた。ダイナミックな一撃でシリーズ制覇を目指す。九州勢では切れ味ある瀬戸の仕掛けや、熊本競輪再開で気合が入っている上野の自在戦に注目したい。


 A級戦は直前の豊橋Vで勢いに乗る地元の伊藤稔真、ガールズ戦は総合力で勝る吉村早耶香がリードへ。


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