軸は尾方真生だ。今年はすでに13Vをマーク。7月岸和田で「ガールズケイリンコレクション」を制し、特別レース初戴冠。その後も勢いに陰りは見られない。7月武雄から直前の9月小田原まで6場所で5度の優勝を飾り、9月高知と直前の小田原を含め、そのうち4度が完全Vだった。近況の勝率は8割に迫り、2連対率は9割5分を超えている。今節の出場メンバーの中でも、車券信頼度は間違いなくガールズナンバーワンだ。

 尾方に力で対抗できるのは、小林莉子、石井貴子の2人だろう。小林は直前の玉野Vで今年は尾方に次ぐ12度の優勝を記録。2場所前の松阪では準優勝しており、いい流れで佐世保に乗り込んでくる。石井は6月岸和田のパールカップ制覇を含め今年8V。7月福井V後は5場所連続で優勝から遠ざかっているが、経験も実績も豊富な実力者だけに、しっかりと立て直してくるに違いない。

 尾方、小林、石井の3強に続くのは、黒河内由実と永塚祐子の2人か。どちらも今年は比較的コンスタントに決勝に乗れており、展開次第では優勝を狙える力がある。板根茜弥(35=東京)、荒川ひかり(29=茨城)、新人の大浦彩瑛(28=神奈川)の奮闘にも期待したい。


A級1・2班戦

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