京王閣ミッドナイト競輪の「WINTICKETミッドナイト競輪」が11月2日から4日まで3日間にわたって開催される。A級1、2班のみで1日7レース。

 主役は前期S級で競走得点3桁をキープした小原丈一郎(青森・115期)。武器は確かな機動力と自在性。状況に応じスマートに運んで今期5回目のVへ。

 そのほか北日本から近畿までの各地区から好メンバーが集まり熱戦を繰り広げる。


 7月にS級から下がった下がった小原の今期出場は8場所。優勝4回、決勝2着2回と抜群の安定感を誇る。基本は自力での組み立てだがヨコのさばきも器用にこなせるタイプ。同県の後輩で先行パワーある立花昌也(青森・123期)と一緒になれば番手でのレース。直近3場所でラインを組んだ追い込み型の佐々木省司(青森・86期)が後ろでガードとなれば盤石の布陣だ。自力でも番手でもVチャンスは十分といっていい。


 関東は自力で強い中村隆生(栃木・117期)と自在の山崎輝夫(埼玉・99期)がタッグ。中村は直近3場所のうち9月立川、前走10月函館で小原と対戦。決勝はいずれも2分戦で立川では逃げ切ってV、函館は番手で粘った小原にゴール前で差されて2着。ここでも積極策で押し切りを狙う。山崎は3場所前の10月四日市で19年7月大宮以来となるV。その後の2場所も続けて決勝へ。積極的な中村の番手をすんなり回ると浮上する。2班だが前走10月平塚でVは鋭いダッシュが持ち味の上川直紀(栃木・117期)。決勝は自力ではなく番手から抜け出しての1着。ここも決勝に進むと同県連係で中村の番手回りに。うまく流れに乗りたい。

 南関は6月に負傷による長期欠場から復帰した深瀬泰我(静岡・119期)が一戦ごとにリズムを取り戻している感じ。確かなラインができれば好勝負に。

 中部は動ける伊藤稔真(三重・111期)と三浦貴大(岐阜・115期)が主力。前後で連係してワンツーも。

 近畿もV候補は自力タイプ。自在性兼備の中川繁樹(京都・93期)と威力あるカマシが武器の後藤祐貴(兵庫・103期)、丹波孝佑(大阪・98期)の3人。うまくラインを組めるようだと怖い。


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