熊本最終日7R
三住博昭
三住の捲り一撃が決まるか
今場所最年長56歳のベテラン・三住博昭が身上の捲りで存在感を放っている。初日は首位に差し届く勢いでゴール前鋭く伸びて3着。
単騎となった2日目も最後方から捲って3コーナーで境啓享に合わせられたが2着に飛び込んだ。
ここ、というところで一気にスピードを上げる往年の走りはまだまだ健在。「勇気なんだか、何なんだか」と本人は謙遜するが、滑らかな口調は乗れている証だろう。南関の3番手から鋭く強襲して、右肩上がりの1着で最終日を締めくくる。❼―❷❸❺❻―❷❸❺❻。
熊本最終日8R
松本詩乃
極意をつかんだ松本を厚く
初日7着から2日目2着と巻き返し、2場所連続の決勝進出を果たした松本詩乃を軸にしたい。2日目のレース後に「いつも一歩遅れちゃっていたけど、ここにきて飛びつきの感覚が初めてわかった」と極意をつかんだ様子で声を上ずらせた。
飯田風音、村田奈穂、渡部遥ら強敵がそろうメンバー構成だが、つかんだものを発揮できれば面白い存在だ。
飯田の地力は何枚も上だが、松本のアタマにも期待。❹=❶―全。
熊本最終日9R
池田伍功羽
地元・池田の今年初Vに期待
池田の2日目準決勝7Rはお見事だった。ラスト1周では最後方。3コーナーで先頭に並ぶと、最後の直線でも脚は落ちず捲り切った。
決勝進出は今年2度目。「優勝目指して頑張りたい。普段からこのバンクで走っていますからね」と気合十分だ。
決勝は奇しくも同じ7番車。単騎となり、自分のタイミングで仕掛けられるのも好都合だ。渾身の「かめはめ波」がここでさく裂する。❼―❶❷❻―全。(北野 将市)