
名古屋ミッドナイト競輪の「ミッドナイトフィナーレ in 名古屋競輪場 Kドリームス杯」が年末の12月30日から新年1月1日まで3日間にわたって開催される。A級1、2班とガールズで1日9レース。メインとなるA級1、2班は実力互角で激戦模様。
ガールズは7月本デビュー後に単発レース含め9Vの実力派ルーキー仲沢春香(福井・126期)が主役だ。
<A級1・2班戦>
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森山智徳 | 佐藤健太 |
飛び抜けたV候補は不在だが強力連係は九州の主力2人。今期7月にS級から下がって2Vの森山智徳(熊本・98期)と、今節得点最上位で今年5Vの佐藤健太(福岡・101期)。佐藤は追い込みが主体。捲りが強烈な森山が前で自力勝負か。先行基本の走りで一戦ごとに力を付けている徳永泰粋(熊本・123期)が勝ち上がって3車で連係となれば、ラインはさらに強力になる。
実力ある中部の機動型は長谷部龍一(岐阜・117期)。森山と同じく今期2V。名古屋は決勝2着だった昨年6月ナイター以来。好機に仕掛けてVゲットなるか。地元の1班は一昨年12月に福島から愛知に移籍した伊藤勝太(愛知・95期)。10月29日に高松で落車負傷してから欠場が続いているが、ホームバンクで復帰なら気合の走り。長谷部の仕掛けに食らいつき直線勝負へ。
関東の軸は鈴木謙二(東京・97期)。先行パワーある熊崎麻人(埼玉・123期)と埼京で連係。好ガードから差し切りVも。ベテランでしぶとさのある須藤直道(群馬・68期)が3番手を固める。
南関で得点を持っているのは太刀川一成(千葉・100期)。追加で西武園ナイターから中1日。レース続きでも調子を崩さず成績は安定。同県自力型の栗本尚宗 (千葉・113期)や金野俊秋(千葉・92期)との連係から切れ味を発揮する。
近畿の自力型で地区の得点上位は吉堂将規(奈良・115期)。2場所前の12月西武園では準決を1着でクリアして決勝へ。流れに乗ると侮れない。
ガールズケイリン
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仲沢春香 |
勢いに乗る仲沢が今期10回目のVへ。名古屋を走るのは2回目。初出場は10月1日が決勝のモーニング開催で、力強く仕掛けて決勝まで3連勝。3日間、積極果敢に仕掛けて力を出し切る。ハイパワーで圧倒するか。
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当銘直美 |
地元で迎え撃つのは実力のある当銘直美(愛知・114期)。24年は飛躍の1年。GⅠで2回と、7月ガールズケイリンフェスティバルでも決勝に進んだ。9月ナイターに続くホームバンクでのV獲りに気合。自在戦で勝ちにいく。
追加で出場は自力勝負を貫き上位成績をキープする加瀬加奈子(新潟・102期)。124期卒記クイーンの松井優佳(大阪)、当銘同様に地元戦に燃える西脇美唯奈(愛知・120期)も攻めの走りで好勝負。
そのほか畠山ひすい(北海道・122期)、板根茜弥(東京・110期)、中島瞳(埼玉・126期)、安東莉奈(大分・122期)が決勝で上位争いへ。