窓場 勢い止まらん
「昨年大ブレーク!!8月平塚オールスターで準V」


 昨年最もブレークしたのが窓場だ。3月の取手GⅡウィナーズカップで、ビッグレース初の決勝進出。これが進撃の始まりだった。4月平の日本選手権でGⅠ初勝利を含め2勝。その勢いに乗り6月GⅠ高松宮記念杯は準決勝に進出した。

 「ウィナーズや平(日本選手権)で自信になった。いい方向にいけるようにと、もっと頑張れるようになりました」

 最もインパクトを与えたのが、8月平塚GⅠオールスターだった。オリオン賞は8着に敗退したが、その後は破竹の3連勝。堂々たる戦いぶりで、GⅠのファイナリストに上り詰めた。

 決勝は同期の古性優作を背にする責任重大なレース。新山響平を先頭にした北日本4車が主導権。叩かれた窓場は中団の5番手。バック手前から加速したが、番手の佐藤慎太郎のブロックに合う。しかし、そこから二の脚で踏み込み直線ではアタマに立つ。古性に差されたが準Vと見事な成績を残した。

 その後は12月佐世保で記念初優勝を飾った。さらに年またぎの岸和田FⅠ4日制は期待に応えて完全V。

 「(今後は)寺崎(浩平)君と一緒に近畿を盛り上げたい。あとはSS班2人(古性、脇本雄太)を振り切りたい。脇本さんのタテ脚と古性さんの自在性を兼ね備えれば無敵ですね」

 今回の和歌山記念のポスターはHERO(ヒーロー)爆誕の文字が中央にどーんと掲げられている。今の窓場にピッタリ。近畿のヒーローとなるために、まずはオレンジバンクを圧巻の走りで沸かせてもらおう。


新山 快速先行で真っ向勝負
稲毛 地元記念に気合
古性究極の走りで25年スタートダッシュ

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