パリ五輪代表の太田海也と、昨年10月デンマーク世界選ケイリンで金の山崎賢人。勝つのはどっち?甲乙付けがたいところだが、立川での実績を考えれば一昨年12月、当地でヤンググランプリを制した太田だ。

 当地を走ったのはその一戦のみだが強敵ぞろいの一発勝負を自力で制したインパクトは大きい。イメージのいい舞台で、ここも好走へ。強烈なダッシュとスピードを生かして押し切りを決めるか。基本は中四国での連係。1班の追い込み型は木村隆弘で、2班でも得点を持っている同県の田中勇二も差し脚の鋭さが冴える。同学年の久田裕也と一緒になれば自力型同士でのラインも。どうあれ先頭で自信の走り。果敢に仕掛けて実力を見せる。

 山崎は当地出走3回目。初登場は19年7月FⅠ(9車立て)で❸①❺。2回目は23年9月記念❽⑦②④。九州の1班は自身1人だけだが積極的に攻めて強さを発揮。スケールの大きな走りで当地初Vなるか。ライバル太田との力勝負に勝っての美酒へ集中して走る。

 北日本の得点上位は菅田壱道。昨年11月のGⅠ、小倉競輪祭で決勝に進出。GⅢでも安定した走りを見せ、FⅠでは12月以降に2Vを決めている。自在に何でもこなせるが1班に福島のタイトルホルダーが2人。伏見俊昭、渡辺一成と固いラインで連係へ。追加で星野洋輝が入ったこともプラスになるか。任された位置で役割を果たしての勝負。約3年ぶりに走る立川で活躍を見せる。

 近畿は和歌山コンビがタッグ。地元和歌山記念の後に走るレースで好連係を見せられるか。後輩の南潤が前で積極策。先手を取れば、番手を回る東口善朋に展開が向く。

 関東で気になるのは機動力ある橋本瑠偉。今年初戦の玉野FⅠでは準決7着も初日特選、最終日と2勝。勢いづくと浮上がありそう。

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