佐世保競輪のミッドナイト「ウインチケット杯」が1月23日からの3日間開催で行われる。
今節はオールチャレンジ戦。年またぎの3連続Vを果たした125期の森柾斗(24=徳島)がV候補の筆頭。中島淳(25=埼玉)、梅沢忠秀(23=三重)の同期2人が追う。地元勢は松尾誠(50)、田山誠(37)、白濱一平(31)の3人。
シリーズ展望
森柾斗(24=徳島)がV争いをリードする。昨年7月の本デビュー以降、3日間開催の14場所を走って決勝進出を逃したのが1度だけ。昨年12月の岸和田から年またぎで3連続Vを達成するなど、勢いに乗っている。前回の松阪では決勝6着と大敗したが、ここでは実力上位。2場所ぶりの自身4Vを見据える。
中島淳
対抗馬として最有力なのが、125期の同期・中島淳(25=埼玉)だ。こちらも昨年7月の本デビュー以降、16場所を走って準決勝敗退は1度だけ。ところが優勝したのも完全Vを果たした昨年10月の西武園で1度だけと、決勝で勝ちきれない展開が続いている。それでも直近4場所では予選、準決では全て1着。課題は明白なだけに、勝負強さを発揮して2度目の優勝を飾りたい。
実績では上述の同期2人にやや劣るものの、梅沢忠秀(23=三重)も実力者。優勝は1度だけだが、8場所連続で決勝進出中。決勝では6場所連続で確定板に載れておらず、奮起が期待される。
戦い方を熟知するベテラン勢の奮闘も見逃せない。
坂本英一(57=栃木)、杉山直和(57=三重)はともに直近2場所連続で準決に駒を進めており復調傾向。黒木誠一(57=大阪)は一時、競走得点を67点台まで落としたが、こちらは直近8場所連続で準決を走り71点台まで戻してきた。同じ1967年生まれ(杉山は早生まれで1学年上)の3人が、フレッシュな125期に負けじと意地を見せられるか。
中堅の関智晴(40=新潟)も2024年を2場所連続で決勝進出締めに成功しただけに、今場所を再浮上のきっかけにしたい。
地元勢は松尾誠(50=長崎)、田山誠(37=長崎)、白濱一平(31=長崎)の3人。
松尾はなかなか車券に絡めない苦しいレースが続いているが、直近の地元戦となった昨年5月の佐世保では準決進出。田山は前回の松阪こそ車券に絡めなかったが、安定して1、2着を刻んでいる。
白濱は直近の地元戦・11月の佐世保で予選1着と好発進しながら、2日目以降が無念の中止となってしまった経緯があり、今度こそ故郷に錦を飾りたい。