熊本競輪のA級1・2班戦(7R制7車立て)が23日からの3日間開催で行われる。今年に入って優勝した選手は一人もおらず、49人が2025年初優勝を懸けて戦う。地元の河崎正晴(24)や前期S級の高木和仁(50=福岡)、石川雅望(38=群馬)、米嶋恵介(32=岡山)らが優勝候補だ。


 優勝候補筆頭には河崎を挙げたい。前回の宇都宮「HPCJC杯・第46回スポーツニッポン杯」では初日特選、準決で1着。決勝では惜しくも3着となり完全Vこそ逃したが、逃げ粘って同県の先輩・松岡孔明の優勝を援護した。年明けの4場所では全て決勝に進出し2、4、2、3着。優勝への機は熟した。

 福田要(25=宮崎)にもチャンスは十分。昨年の優勝は1度のみだが、同12月に初めて走って優勝したのが当地だった。2場所前の松山では決勝こそ6着に敗れたものの、予選、準決はともに1着と調子は上向き。験のいいバンクで再び優勝を目指す。

 今年の4場所は全て決勝に進出し5、5、4、3着と確実に上昇基調のベテラン高木、昨年は記念でも車券に絡んだ石川、年明け4日間開催の岸和田で決勝4着の米嶋や、先月の川崎で逃げて決勝2着に入った中村隆生(24=栃木)といった競走得点上位の面々も虎視眈々。A級2班では地元選手で今回最年少となる123期の半田誠(21)にも注目だ。


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