熊本競輪のA級1・2班戦(7R制7車立て)が3月1日からの3日間開催で行われる。
全49選手の中で唯一、今年に入って優勝している123期の堀川敬太郎(23=福岡)が優勝候補の筆頭。
昨年大晦日の高知で落車し、負傷欠場から2カ月ぶりの復帰となる上吹越直樹(43=鹿児島)、A級へ降級後初の地元戦となる野口大誠(35)、前回の岐阜で好走した山口聖矢(31=岐阜)らも優勝を狙う。
地元選手は野口、徳永泰粋(22)の2名の出走が予定されている。
A級1・2班戦展望
堀川敬太郎
堀川が優勝へ最も近い場所に位置している。2場所前の小倉では前を行く佐藤壮志(21=熊本)をゴール前で捉え、見事に今年初、通算13度目の優勝。前回の高知では惜しくも決勝2着となったが、連係する桑原亮(40=福岡)とのワンツーで完璧な仕事を果たした。近走の充実ぶりは目を見張るものがあり、その実力がいかんなく発揮されそうだ。
上吹越直樹
復帰戦となる上吹越にも注目が集まる。前回の高知、初日に前々回の四日市での完全Vから数えて4連勝。絶好調を維持して臨んだ準決勝で押し上げを食らい、落車棄権となり2カ月の戦線離脱を強いられた。状態がある程度、戻っていれば力量では明らかに上位で、当然優勝候補の一人に挙がる。
野口大誠
浮上のきっかけをつかみたいのが野口だ。年明けの高知では初日から1、2、2着と実力を示したが、前回の小倉では決勝進出を逃し、さらに最終日では落車棄権となるなど調子を落としている。実力は上位なだけに、ホームバンクで結果を残し、上昇していきたいところだ。
前回の岐阜で準決1着、決勝2着と好走した山口、前回の玉野で決勝3着の片山智晴(41=岡山)にもチャンスは十分。深夜の熊本で熱い戦いが繰り広げられる。