GⅢリレー〝昼の部〟

 大垣競輪GⅢ「第12回大阪・関西万博協賛競輪in大垣」は、3月13日から16日まで4日間にわたって開催される。

 同じ日程の四日市ナイター競輪「ベイサイドナイトドリーム」と中部地区内GⅢリレーの〝昼の部〟。

 出場選手は互角の顔ぶれで激戦模様。地元の自力型で活躍が期待される志田龍星ほか好メンバーがそろって激突する。(電投番号「44#」)。


GⅢ見どころ

志田 チャンス到来

 主役を務めるはずだった山口拳矢の欠場により地元ホームバンクで期待が大きくなるのは志田龍星だ。

 当地GⅢを走るのは4回目。記念は23年6月、昨年12月と決勝に進めなかったが23年11月施設整備等協賛競輪では準決を2着で突破してファイナルへ。直近の昨年記念は準決で逃げて9着も、そのほかの3走で確定板入り。動き自体は悪くなかった。

 前走の京王閣FⅠでは今年初Vをゲット。初日特選と準決は逃げて3着、2着。2分戦だった決勝は同県で学年が1つ下の山田諒に前を任せて中部ライン4車の番手回り。山田が赤板で出ると別線の自力型に粘られる流れとなったが外でこらえ、最終バックから前に踏んで1着でゴールした。

 基本は持ち味を生かし、ラインの先頭で自力勝負。地元同士のベテラン山口富生の前で気合の仕掛け。押し切って大先輩とワンツーを決めることに集中する。


 山口富生は55歳になっても衰え知らず。2月GⅠ豊橋全日本選抜では最終日に1勝。GⅢでは1月和歌山記念で決勝入り。誰よりも慣れ親しむ舞台で好走へ。前で仕掛ける志田と呼吸を合わせて、しっかり食らいつく。

 鈴木竜士は2月小松島ミッドナイト3日制でGⅢ制覇。その後、1場所を休んで今シリーズへ。勢いを維持していればGⅢ連続Vのチャンスは十分。自ら動いても強いが関東での連係が望める菊池岳仁がいることはプラス。先行パワーある後輩の番手を回ると有利に運べる。

 追加で入ったV有力候補は河端朋之。鋭いダッシュを生かした捲りが武器。地元戦の玉野記念を走り終えて、ここまで中2日。タイトな中で疲れを残さずに走れるかが鍵だが、一気に出ると怖い。

 中本匠栄は鋭い差し脚が魅力。九州の目標がなければ河端との連係も。山本伸一や渡辺雅也は自在戦で上位争い。永沢剛も好位から踏むと浮上する。


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