別府競輪の「モーニング7」が3月14日から3日間開催される。今回は125期のルーキーが主役を務めるチャレンジレース。

 特班がかかっていた佐々木亮太(20=青森)が急きょ欠場。

 代わって主役の座に就くのは岡部陸斗(22=栃木)だ。

 1月平塚で8度目の優勝を飾るなど先行パワーに磨きがかかっている。別府バンクは初挑戦となるが、破壊力満点の自力攻勢で3連勝を目指す。


チャレンジ戦展望

 今シリーズはA級3班によるチャレンジレース。例にもれず125期の新人が優勝戦線を引っ張る。

 本来なら西武園→川崎で6連勝し特班がかかっていた佐々木亮太がV最右翼だったが、その佐々木が急きょ欠場し、混戦相場に拍車がかかる。

 佐々木の代役は岡部陸斗が務める。昨年5月デビューから通算8Vを手にしているように戦歴は抜群。デビュー後、3度の特班チャンスを得ながらモノにできなかったが、白星を量産するなど将来を嘱望される関東のパワータイプだ。

 別府は初参戦。強風をものともしない力強いフットワークを佐々木が披露してくれよう。

 志田愛希飛(22=富山)も堂々のV候補。昨年11月の西武園以来、優勝から遠ざかっているが、ここまで6Vを飾っているように脚力自慢でもある。岡部と意地をかけた力勝負が見ものだ。

 決勝常連の西岡利起(24=奈良)もむろん侮れない。決勝で同期に力負けするパターンを何度か見てきたが、昨年12月の岸和田決勝では先捲りを決め、前述の志田愛希飛を撃破している。ツボにはまったときのタテ攻撃は脅威。

 もう一人の125期が寺師幸成(33=鹿児島)。先行力では見劣るが、そこは発展途上。物怖じすることなく攻め立てる積極策に期待したい。


 新人以外にも実力ある面々が控える。吉田昌弘(40=埼玉)や法月成祐(51=神奈川)はハンドルさばきも確か。吉田は岡部と連係可能だし、法月も123期の鳥海創(23=千葉)に乗れるプラス材料がある。

 ライン的に劣勢でも降格後の今期3Vをマークしている藤井将(30=広島)が上位進出を図る。直前の取手決勝で落車したのは不安だが、調整はぬかりない。


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