防府競輪「第5回石村正利記念杯」(FⅠ)がトップレーサーを迎え、7日から9日までの3日間で開催される。GⅠ常連の猛者が集まり、見応えある優勝争いを繰り広げる。

 シリーズの主役は松浦悠士(34=広島)。GP1勝、GⅠ3勝と断トツの戦歴を誇る。変幻自在の立ち回りで昨年12月の玉野GⅢ以来のV獲りに挑戦だ。

 5回目を迎えた「石村正利記念杯」に東西の実力者たちが集結する。それもGⅢを思わせるような豪華版といっていいだろう。筆頭格は松浦悠士で異論はあるまい。これまでGⅠ3勝、23年暮れには立川GPを制した中国地区を代表するスーパースターだ。落車の影響もありSS班の座を明け渡したが、その実力が色あせることはない。

 直前の小倉FⅠこそ体調不良で欠場しているが、調整はぬかりない。当地は22年の73周年記念以来、3年ぶりの参戦となるが、地元地区だけに気持ちも高ぶる。主役の座は誰にも譲らない。パートナーは岩津裕介だ。直前の小倉FⅠは準決敗退も最終日は後輩の月森亮輔の逃げに乗って、番手捲りでウップンを晴らした。

 佐々木豪や昼田宗一郎、あるいは西田優大ら中四国の機動力型を目標に松浦が勝機をつかみにかかる。無論、目標不在のメンバー構成でも松浦には縦横無尽に立ち回れる自在脚がスタンバイ。松浦―岩津の中国コンビのワンツーフィニッシュが有力視される。

 関東はスピード負けしない長島大介がV圏内。今年は2月の平FⅠと3月の宇都宮FⅠでVと軽快だ。後輩の自力型が一緒なら番手を回るケースはあるが、目標不在なら得意のカマシ、捲りで逆転をもくろむ。後位を芦沢大輔が守る栃茨タッグにも注目したい。

 北日本勢も軽視禁物。代表するマーカーは竹内智彦。直前の別府FⅠでS級初Vを捲りでもぎ取った桜井祐太郎と連係できるのがプラス材料だし、大森慶一がラインに参加すれば強力な北日本の陣容となる。

 九州勢も好調を誇る精鋭が集まった。差し脚切れる小岩大介をはじめ、前回の小倉FⅠで久しぶりに優勝の美酒を味わった中本匠栄、さらに110点レーサーの仲間入りを果たした伊藤旭、復調途上にある大塚健一郎らと多士済々。2班ながら素質が開花した市橋司優人もV争いに加わってきそうだ。九州勢の折り合いには興味深い。

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