

南関のエースがボルテージマックスで名古屋に乗り込む。郡司は直前、無傷の4連勝で地元・川崎記念6度目の制覇を果たした。それも好メンバーがそろう中、自力戦での押し切り4連発。地元のプレッシャーもはねのける、心技体そろった完璧な勝ちっぷりだった。「次のダービーに向けて4日間を自力で戦った。地元戦のプレッシャーの中で結果を出せたことは次につながると思う」と手応えを口にした。
名古屋バンクとは相性抜群だ。初めてビッグレースの決勝に乗ったのが16年の名古屋で行われた高松宮記念杯だった。そこから当地では19年のオールスターで決勝進出、22年の共同通信社杯を完全Vと結果を出し続けている。日本選手権は21年に京王閣で決勝に乗ってから22年から失格→落車→事故棄権と無念の敗退が続いている。それだけに相性いい尾張で結果を出したいところだ。
岩本とのS班タッグや深谷、松井というスピードある機動型の番手もある。盤石の布陣だ。今年、すでに記念3Vで目下、賞金ランキングも3位。優勝すればもちろんだが、決勝の表彰台に立てれば早くもGP出場がグッと近づく。ノリノリの南関のエースが他地区を完封し結果を出す。