先行予想

 郡司は直前の川崎記念で4連勝完全V。最高の流れを作っての大会入りだ。3月の当地記念では深谷のVに貢献。準決勝でも地元の笠松信幸、山内卓也を連れての自力戦で名古屋ファンをうならせた。今回も重要なポストで南関をけん引。初のダービー王を目指す6日間である。

 脇本、古性が率いる近畿は、2月の全日本選抜(豊橋)で大躍進。中でも寺崎は目を引く成長ぶり。いつタイトルホルダーになってもおかしくない強さだ。精神的支柱の村上博幸、南修二らも自分の位置できっちりと仕事を遂行しそう。今回も勢力図を広げそうだ。

 昨年のダービー王・平原は近況不振。連覇へ、どこまで立て直してくるかがカギ。それでも関東勢の層は厚い。SS真杉を筆頭に、吉田拓矢、坂井洋など機動力タイプは好調で、V争いに加わってきそうだ。

 犬伏はSSに繰り上がってからは初めてのGⅠ。挑戦者の立場から迎え撃つ立場へ…。この環境変化は戦術にどう関わってくる?いずれ太田とともに中四国を代表するアタッカーということには変わらない。松浦、清水の実力者がそれらを援護。決勝そろい踏みなら非常に怖い存在となる。

 北日本はもはや新山の先行力だけではない。中野慎詞の台頭で攻撃力は大幅アップ。自在に動ける菅田壱道も適材適所で力を発揮。ベテラン勢の手厚いバックアップもあり脅威だ。

 開催地区の中部勢は浅井、山口拳がツートップ。地元愛知では先行力ある藤井侑吾が臨戦態勢を整える。体調不良により豊橋全日本選抜は無念の欠場。それだけにこの一戦に懸ける思いは誰よりも強いはずだ。 九州勢は荒井崇博や英明、庸平の山田兄弟、嘉永泰斗らがセンスある走りを披露。決勝進出を目指す。

郡司浩平 好相性舞台で躍動だ
脇本雄太 GI3Vへ不安なし
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