5月の京王閣ミッドナイト競輪は4日から6日。FⅡの「ウィンチケットミッドナイト競輪」が3日間にわたって開催される。
A級1、2班戦のみ1日7レースで出場選手は東日本の各地区と中部、近畿から。力のある自力型がそろうが、その中でも今年のV数でリードするのは出走10場所で6回の橋本智昭(宮城・99期)と、同じく9場所(単発レース除く)で5回の岩井芯(岐阜・125期)。2人のパワーバトルがシリーズ最大の見どころとなりそうだ。
A級1、2班戦
橋本智昭
直近2場所は初日特選と準決で連勝も決勝では5着、6着と大きい数字が続いた橋本。前々走防府では自力型3人が並んだ中国ラインにペースを握られて不発。前走取手は捲ってゴール前で1着に届きS級特進を決めた山崎歩夢の番手を回っての結果だ。今年7回目のVへ、ここでは自力でしっかり仕掛けて実力を発揮する。
北日本で橋本と初日特選から連係となりそうなのは杉山悠也 (秋田・89期)。2月豊橋では初日特選で橋本の番手回り。逃げた橋本の後ろで絶好の展開となったがゴール前で追い切れず4着。だが、その前のいわき平では準決、決勝と食らいついてワンツー。集中して付いていくか。
橋本と同県で同期は泉慶輔(宮城・99期)。決勝に進めば好展開が望める。
岩井芯
岩井は京王閣初登場。前々走取手まで単発レースを除き連続4場所Vも、前走松戸の初日に落車。そこから中9日で今シリーズへ。状態面は気になるが強じんな地脚を武器に積極策で攻勢。
同県の先輩は吉田茂生(岐阜・98期)と吉村和之(岐阜・80期)。吉川希望(石川・111期)や宮越孝治(富山・82期)と中部での連係も。仲間が多いことはプラスだ。
伊藤慶太郎 渡辺航平
関東も埼京の5人で戦力は充実。軸は自力で強い伊藤慶太郎(埼玉・107期)。練習仲間の尾崎剛(埼玉・79期)が後ろで援護。動ける植原琢也(埼玉・113期)も復調気配だ。
地元の主力は渡辺航平(東京・79期)と永井哉多(東京・121期)。渡辺は追加出場だが今年初のホーム戦に気合。先行力ある永井も果敢に仕掛けて見せ場をつくる。
南関は長田祐弥(神奈川・87期)が得点上位。追い込みが基本で位置次第と言えそうだが、うまく運んで踏み込むと浮上が考えられる。