佐世保競輪のミッドナイト「オッズパーク杯」が5月23日からの3日間開催で行われる。

 今節はオールチャレンジ戦。今年すでに4V、直近3場所で2Vの佐藤大地(25=三重)を筆頭に、6人が参戦する125期が中心となって優勝争いを繰り広げそうだ。地元勢は松尾大樹(44)、田山誠(38)の2人。


大会展望

 佐藤がV争いをリードする。今年、決勝進出を逃したのは11場所中で3月末の豊橋のみ。完全V3度を含む4Vはメンバー中最多タイで、競走得点も78.91で最上位。前回の四日市でも決勝で坂元洋行(45=三重)の援護こそあったが完全Vを果たし、好調をキープ。優勝争いには間違いなく絡んでくる。

 佐藤にまったく引けを取らないのが山下祐輔(23=千葉)だ。佐藤とまったく同数の今年完全V3度を含む4V。こちらも決勝進出を逃したのは10場所中で3月末の玉野のみで、前回の弥彦では完全Vと甲乙つけがたい。この2人が優勝戦線の中心だろう。

 追うのが「BIGMAN」こと藤井優希(26=山口)。今年3Vも立派な数字だが、特筆すべきは全9場所で決勝に進出している安定感だ。前回の豊橋では同期の平根優大(21=福島)に捲られたが〝ド先行〟のスタイルは健在。強気を崩さず4Vを目指す。

 藤井と同数の今年3Vを誇る船山真生(21=愛媛)までの4人が競走得点78点超えと、チャレンジとしてはかなりハイレベルの争いになりそう。

 稲留敦貴(23=鹿児島)も競走得点ではやや劣るが今年2Vで、優勝を狙える力は十分にある。

 今年の優勝経験者は以上5人で、125期の6人中、唯一今年の優勝がないのが西村剛(25=新潟)だが、前回の弥彦では決勝3着と奮闘。自身初Vを懸けて戦う。


 125期以外では松尾や大崎智久(42=青森)、樫村伸平(37=兵庫)らも実力者だ。この3人は全員が追い込み選手。ある意味当然だが、125期勢が自力型ばかりのため直線の長い佐世保なら優勝をかっさらっても全く驚けない。

 決勝のメンバーによっては番手につく中堅選手にも大いに出番はありそうだ。


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