熊本最終日4R


快走再び!❺宮下が点数アップを狙う

 競走得点70点未満の3期目で代謝の危機にある宮下潤(47=神奈川)が、2日目4Rで輝いた。4番手で最終2センターを迎えると、空いた内をスルスルと抜け出して最終直線へ。ラストもきっちり伸びて2着に入った。レース後は名前と同じく目を「潤」ませながら「内へ行けたのは僕も初めてかもしれない。自分でも初めて見た景色」と興奮気味。「前を走ってくれた2人(斎藤和也、石川英昭)のおかげ。初日も正直、そんなに悪くはなかった。前日の疲れもなくレースできたし、いい感じです」と手応えはバッチリだ。今場所前までの競走得点は67.28だったが、2日連続で選抜レースを走れることとなり、大幅な得点アップのチャンスをものにしないわけにはいかない。

 最終日も3番手から。❹門馬琢麿(40=北海道)―❸村松俊弥(38=山梨)の後ろを回る。離れず追走でゴール前勝負だ。❸❹―❺=❶❷❸❹。


熊本最終日5R


先行して仕事を果たした❺斎藤が最終日は番手から

 2日目3Rで斎藤和也(51=福島)の果たした仕事は、お見事の一言だった。本来は追い込みの選手だが、ラスト1周で先頭に立って4車のラインを引っ張り、番手の石川英昭(54=静岡)、3番手で代謝の危機にある宮下潤(47=神奈川)をそれぞれ1、2着に導いた。慣れない先行は「キツかった」とは言うものの、仕事としては完璧。自身のことを質問されても「宮下が2着に入ってくれたこと、それがよかった」と振り返った笑顔に、充実感がにじんだ。

 最終日は❼猪野泰介(35=山形)の番手となり、本来の形に戻る。良い行いをすれば、必ず良い報いがあるはずだ。5番車だが、スタートの早さを生かせそうなメンバー構成も魅力。スタートを取って連係する猪野に主導権を握らせ、優位にレースを進める。❺=❼―全。


熊本最終日7R


ベテランが大絶賛の❷今井が自身2度目のVへ

 125期の今井希(24=福島)が2日目6R準決勝を4車身差の快勝。叩いてきた中村美千隆(48=兵庫)としばらく並走となり、いったんは前に出させておいてから、ラスト1周で踏み上げて後続をぐんぐん突き放す冷静な走りっぷりを披露。

 置いていかれた中村から「ここ最近、新人と何人かいっしょに走ったけど、その中でもかなり強い。うまくいけばかなりいい選手になるんちゃうかな。追いつける気がせんかった。冷静やし、どんどん加速していく」と絶賛の言葉を並べられた。かつてはGⅢを2V、GⅠの舞台でも9勝を挙げた実力者がそこまで言うのだから、そのレースセンスは相当なものなのだろう。今井自身は4月の大垣で遅まきながら初優勝を飾ったことで「焦らず落ち着いてレースを運べるようになった」という。「脚を残せた」というコメントからも自信に満ちていることがうかがえる。

 2場所連続の完全Vを目指す今場所ポイントリーダーの❶細中翔太(26=岡山)や❸中村龍吉(24=福島)との同期対決。今井のアタマ固定で勝負だ。❷―❶❸❻―全。(北野 将市)