富山競輪GⅢ富山市合併20周年記念「第13回大阪・関西万博協賛競輪」は、6月12日から15日まで4日間にわたって開催される。
同じ日程の四日市ナイター競輪「ベイサイドナイトドリーム」と中部地区内GⅢリレーの〝昼の部〟。出場選手は互角の顔ぶれで激戦模様。地元の自力型で活躍が期待される村田祐樹ほか好メンバーがそろって激突する。(電投番号「46#」)。
GⅢ見どころ
村田祐樹
村田が地元で躍動
横一線の争いも気合は地元で期待も大きい村田祐樹が一番か。2班だが確かな先行力は今節GⅢでも優勝を狙えるレベル。昨年10月当地FⅠで逃げ切りS級初Vを決めた後、冬季休場期間を挟み今年初出走となる地元戦で力をアピールする。同型のライバルは多いが強い気持ちで決勝まで勝ち上がり結果を出すか。
後ろで援護する中部の追い込み型は1班の岡本総や2班でも実力のある坂口晃輔。果敢に攻める村田をしっかりガードする。岡本は4月熊本FⅠの予選で村田と同乗。打鐘から出た村田の番手で別線自力型をブロックして差し切りワンツー。ここも好連係を見せたい。
柏野智典 町田太我
今節得点最上位の柏野智典は鋭い差し脚が魅力。頼れる中四国の自力型はパワーのある町田太我や久田裕也。決勝での連係を実現させたい。富山は昨年10月、村田が優勝したFⅠに出場。その時は準決が逃げ切った村田と同じレースで6着。ここではしっかり勝ち上がり、まだないGⅢでのVを決めにいく。
町田は近況リズムに乗れずにいるが過去にGⅢで2度のV歴。底力は十分。ここで流れを変えられるか。
桜井祐太郎 大川剛
北日本も決勝に数がそろうと強力になる。5月京王閣FⅠ決勝では自力型の桜井祐太郎と大川剛が連係して3番手に佐藤一伸。逃げた桜井の番手で大川が別線の自力型をブロックすると相手が落車して大川は失格。もつれた展開から佐藤がV。大川は再び桜井と連係となれば今度こそ、しっかりと決めにいく。
岡崎智哉 野田源一
近畿の岡崎智哉は5月に落車が続いた後、ここが3場所目。大阪同士で積極的な谷和也、機動力ある岸田剛がいるここは戦いやすい。
九州は捲り鋭い野田源一と松本秀之介。野田はFⅠ直近2場所でVと上昇気配。松本も流れに乗って出ると浮上する。
武田豊樹 内藤秀久
関東は茨城勢が橋本壮史―武田豊樹で仕掛けてワンツーも。南関は神奈川勢が堀内俊介、内藤秀久、嶋津拓弥で厚いラインを組むと好勝負。