GⅠ『第76回高松宮記念競輪』

【東軍】吉田拓矢 勢い違う

獲得賞金トップ

 輪界最強タッグと称されるのは脇本雄太、古性優作の近畿両雄。今や東日本は真杉匠―吉田拓矢の栃茨コンビがその位置を占めると言っても過言ではない。その一人の吉田拓が大仕事をやってのけた。

「脚の状態は良かった」と5月のGⅠ日本選手権決勝戦で、真杉の捲りに乗って直線一気に突き抜けVゴール。2度目のGⅠホルダーに輝き、獲得賞金ランク1位に躍り出た。

 21年11月の競輪祭でGⅠ初制覇を果たしたが、その後は失格による長期の斡旋停止など厳しい時期もあった。しかし、腐らず脚力アップに努め、この結果に結びつけた。

 「(真杉との)前後に関しては、自信を持って前を走れるようにしないといけない」とあくまで自分で攻める姿勢が基本になる。

 先の青森・全プロ記念競輪で優勝と競技でも強さを見せた。幅のある自力型として成長。盟友・真杉とのタッグで戴冠を狙う


【西軍】
寺崎浩平 快速唸る

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