渡部遥
誰が優勝してもおかしくないメンバー構成だが、近況の競走得点トップの渡部遥に期待する。今年は優勝こそないが、11場所を戦って決勝を逃したのは1度だけ。直前の四日市では、畠山ひすい、河内桜雪、元砂七夕美ら強敵を相手に決勝3着と好戦したことから、脚の状態は悪くない。走り幅跳びや三段跳びなど〝跳躍系〟陸上競技仕込みのダッシュ力を生かした最終バックからの捲りは強力。近走は逃げの決まり手もあり、自分で展開をつくる走りができるのは強みだ。
西島叶子
渡部に続くのは西島叶子と見る。今年は3月佐世保での優勝を含めコンスタントに好成績を残せている。巧みな位置取りと強力なタテ脚を生かした追い込み戦法は直線が長い武雄のバンク向きといえる。宇野紅音は2場所前の地元・大垣で自身初Vを飾り、続く弥彦でも決勝に進むなど波に乗っている。物怖じせずに勝負に挑む「度胸」と「勝負根性」を武器に、武雄でも好成績を狙う。
岩崎ゆみこ
岩崎ゆみこは学生時代のバスケットボール経験を生かしたダッシュ力と機動性が武器。粘り強さもあり、混戦になれば一気に浮上してくる。多彩な戦法が武器の鈴木彩夏、成長著しい安東莉奈の走りにも注目したい。