佐世保競輪のミッドナイト「ウィンチケット杯」が25日からの3日間開催で行われる。今節はA級戦。今年2Vで8日のレインボーカップ(別府)にも出場した大西貴晃(32=大分)が中心となって優勝争いを繰り広げそうだ。地元勢は井手健(51)、船倉卓郎(41)の2人。
大西貴晃
昨年10月の別府GⅢで初タイトルを獲得した大西が抜けた存在としてV争いをリードする。今年2Vは出走メンバー中最多。レインボーカップでは6着と敗れたが、それを除けば直近3場所の9走で1着6回、2着3回のパーフェクト連対で優勝も1回。状態をキープできてさえいれば、間違いなくV候補筆頭だ。
金沢竜二
対抗格として大西を追うのが金沢竜二(39=福島)。今年はここまで1走たりとも欠場せず15場所を戦ってきたタフネスぶりだ。しかも前回の伊東では得意の捲り一撃で今年初Vと勢いに乗る。2場所連続Vを視野に入れて乗り込んでくる。
日野博幸
先行勢の有力選手は日野博幸(41=愛媛)、小林稜武(32=千葉)の2人だ。日野は5月の平で優勝。次場所の熊本で落車し、前回の伊東でも初日から連続7着と完調ではなさそうだが、力強い逃げ、捲りは健在だ。小林は年明けの静岡で優勝後、落車などでやや調子も下降気味だったが前回の函館では決勝3着で静岡以来となる決勝の確定板に載った。勢いを生かしたい。
樫山恭柄
差し、追込勢では今年それぞれ優勝1回の樫山恭柄(39=福岡)、出沢拓也(34=神奈川)も差はない。樫山は前々回の前橋で4着、7着の後途中欠場し不調に陥ったかに思われたが、前回の別府で決勝2着と実力を示した。九州での開催に限れば今年は5場所、15走で確定板外はわずかに2走。安定感は抜群だ。出沢は直近3場所連続で決勝進出を逃しやや不調だが、それでも競走得点92.06はメンバー中3位。少しでも調子を戻してくるようならチャンスは十分にある。
2班にも坂本拓也(39=福島)、添田龍児(24=神奈川)ら有力メンバーが多数。白熱したレースが展開されそうだ。