防府競輪のモーニングレース「介護サービスのセービング杯」が26日から3日間開催される。今回はA級とガールズケイリンの2本立て。

 A級は混戦相場だが、勢いは得点最上位でもある和泉尚吾(28=愛媛)にある。S級降格初戦の別府に続く連覇へ、ケレン味のない自力勝負でアピールする。

 ガールズケイリンは断トツの戦歴を誇る児玉碧衣(30=福岡)が不動の本命。3連勝がノルマだ。

A級1・2班戦

 東西の精鋭が集まるA級1、2班戦のVの行方は混とん。誰にでもチャンスがあるシリーズと言えようが、波乗りモードに入っているのは和泉尚吾だ。前期のS級では苦戦を強いられたが、6月四日市GⅢでは③②⑤②と安定した成績を収めた。今期、無念の降格となっているが、一発目の別府を❶②❶でピシャリまとめて見せた。

 その決勝は小池千啓(栃木)の逃げを捲りで攻略。徹底した先行勝負が持ち味だった和泉に戦法の幅の広さを感じさせた。当地はA級だった昨年12月以来となるが、短走路なら仕掛けは当然早い。自慢のタテ脚でV争いを引っ張ってくれよう。

 好調和泉の存在は地元のベテラン国村洋(48=山口)に追い風。近況は女神には見放されてはいるが、コンスタントに決勝にコマを進める地元はめっぽう強い印象だ。和泉マークから国村が逆転を目指す。

 飛び道具(捲り)兼備の小酒大勇(31=宮崎)が好勝負を演じる。こちら小酒も和泉同様、今期はS落からの降格組。佐世保、富山のA級2場所も順当に決勝に進出するなど力はある。上位にヒケを取らない機動力も持つ桜木雄太(24=福岡)や長松大祐(27=大分)と連係できるのは強みでもある。いざとなれば捲りも打てる小酒が急浮上果たすケース十分だ。

 北日本からS級経験豊富の実力者・丸山貴秀(45=秋田)が名乗りを挙げる。降格初戦の函館準決で落車しているが、直前の青森を❷①❸とまとめるなど差し脚はスムーズだった。ただし北日本に積極的な自力型が見当たらない。動ける山本恵介(45=福島)との連係を選択するのか、それとも自ら好位をさばくのか、その動向は見逃せない。

 関東、南関勢は劣勢ながら6月取手で優勝を飾るなど復調気配の植原琢也(31=埼玉)が上位陣に挑戦状を叩きつける。格付けは2班ながらBS線を19回引っかけるなど積極性も戻ってきた。かつての勢いは影を潜めるものの、真杉匠(埼玉)、嘉永泰斗(熊本)、松井宏佑(神奈川)ら黄金期とも言われる113期にあって植原は出世頭とも呼び声が高かっただけに侮れない存在だ。

ガールズケイリン

 ガールズケイリンは児玉碧衣に逆らえない。直前の京王閣は連日、力強いフットワークを見せつけ、今年10回目の優勝を3連勝で飾った。おまけに中日の7月15日には通算600勝を達成している。来月8日から始まる女子オールスター競輪。児玉は9年連続ファン投票1位として参戦し、初日のガールズドリームを走る。その前にひと仕事、と言っても一般戦では負けられない。タテに踏む脚力は抜けている。児玉の通算175回目の優勝が濃厚だ。

 鈴木奈央(28=静岡)が児玉にどこまで迫る。直前の松戸は決勝で1着通過ながら内抜き失格を喫し無念の涙をのんだ。決勝常連の鈴木が児玉を後方に置き、満を持しての先捲りで応戦する。

 決勝常連と言えば松井優佳(26=大阪)もその一人。6月弥彦決勝は捲りを決め2度目の優勝を手にした。中途半端にならないよう積極的に仕掛けて児玉を苦しめる。ムラだが、一発ある西島叶子(30=熊本)が波乱の目。

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