
佐世保2日目1R
加藤正法
加藤 決め脚を発揮!
チャレンジ予選は新人の伊藤が突っ張り先行。加藤正法は井坂マークの4番手だったが、ラモスにインをすくわれ、コースなく6着敗退した。2日目の一般戦は井坂―藤井の3番手回り。外枠3車の出方は微妙ながら、周回中は同県の先輩・山田が4番手を回るだけに加藤の仕掛けは早めになるだろう。
追い込みにシフトチェンジして久しい加藤だが、短い距離なら対応できる。「山田さんがの了解をもらって近畿の後ろ。3番手にしっかり付いて結果を出したいですね」とやる気だ。前々回の取手では①①❸とまとめるなど、状態は悪くない。3番手から加藤が決め脚を発揮し3連単❶―❷❸❹BOXと狙う。
佐世保2日目4R
吉田航
吉田 豪快弾を放つ!
ルーキーの脚力はやはり抜けている。チャレンジは伊藤涼介とVの双璧でもある吉田航は予選2Rを5番手鐘4角から全速ダッシュ。先制する大中ラインを一気に飲み込み、一人旅の圧勝劇を演じて見せた。「佐世保は初めて走ったけど、違和感はなかった。イケる感触です」。大きく胸を張り、自信をのぞかせた。
2日目の準決は「先行」と積極策を強調する125期の原田と自在性兼ね備える桜井雄が当面の相手となるが、勝負どころは吉田が逃がさない。再度、豪快弾を放つ。田山―飯塚で吉田を追うが、ヨコもやれる桜井雄に絡まれるようだと田山は厳しくなる。頭は吉田で固定。3連単は前々と対応する桜井と原田の逃げ残りで❸―❷❹―❶❷❹❼。
佐世保2日目8R
宝満大作
宝満 頼もしい味方!
初日特選の宝満大作は藤岡―内山の近畿コンビを追走したが、番手の内山が鶴にどかされ、厳しい展開を余儀なくされた。準決に臨む宝満は南儀と連係できる強みがある。6月岸和田で宝満は13年ぶりのA級優勝を飾っているが、その決勝で貢献したのが積極的に逃げた南儀だった。
南儀は何しろケレン味がない。鶴、日野の動きを見すえ、予選と同じように南儀が長い距離をもがく。「13年ぶりの優勝は南儀なくしては語れない。何度も世話になってるし、しっかり付いて行って結果を出せればいいね」と宝満は目を輝かせた。南儀も末脚は強じんだ。そうはさせじと鶴が外、外を力強く踏む。内枠3車の❶❷❸BOXを推す。(岡崎 兼治)