松戸競輪開設75周年記念GⅢナイター「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は、8月23日から26日まで4日間にわたって開催される。
好メンバーがそろうが主役は地元S班の岩本俊介。松戸でのGⅢで過去4回のV歴は断然。南関S班同士の郡司浩平や昨年の松戸記念でも連係した深谷知広、地元同士の先輩・和田健太郎がラインの味方。信頼できる仲間と絆の連係から当地GⅢで5回目となるVをつかみ取る。(電投番号「31#」)
GⅢ見どころ
岩本俊介
岩本 地元で躍動
S班戦士としては初めて地元記念に臨む岩本俊介。GⅢ優勝は過去に5回。そのうち4回が松戸での栄冠。松戸記念を20年、22年の2回と、取手記念と千葉記念の松戸での代替開催を11年と20年に制した。松戸での記念といえば岩本。走れば注目度は一番。最上位格付けとなって主役の立場で臨む今年も好走を見せてくれるに違いない。
ラインの仲間は南関S班同士の郡司浩平、地区トップレベルのパワーを備える深谷知広、同県追い込み型で確かな実績と実力を持つ和田健太郎ら。その中でラインの軸となってVゲットへ。絶好の展開から真っ先にゴールを駆け抜ける。
郡司浩平 深谷知広
郡司と深谷は地元勢をもり立てつつ自身もV争いへ。2人は前走函館オールスターの初日ドリームレース、3日目シャイニングスター賞でワンツー。いずれも後ろを回った郡司が差し切って1着を獲ったが、郡司は3走目の準決で4着、4走目の最終日優秀戦では1位入線も斜行で失格に。次のビッグレース出走は9月福井でのGⅡ共同通信社杯。そこへ向けて、まずはここでリズムを整える。ラインの中で役割を果たし、オールスターの分もしっかり結果を出したい。
深谷も郡司と同様にオールスターは準決で4着となり決勝入りはならず。松戸では23年の記念でV。この時は岩本、和田健の地元勢とは分かれる形となって神奈川の川越勇星と連係。逃げた川越の番手回りからチャンスをものにした。基本は自力勝負となりそう。果敢に攻めの走りに徹する。
清水裕友 佐藤礼文
西日本のS班は清水裕友。昨年の当地記念は岡山の取鳥雄吾との連係から新村穣―深谷―岩本―和田健で結束した南関勢を相手にV。今年は自ら動く組み立てとなりそう。前々に踏み込んで連覇も。
関東で注目は2班でも函館オールスターでGⅠファイナリストとなった佐藤礼文。大きな経験を積み次戦となるここで自信の走り。一予スタートとなるが初日から目が離せない。1班の主力は追い込み基本の走りで堅実な雨谷一樹、神山拓弥。グランプリ1回、GⅠ7回優勝の武田豊樹の走りも見逃せない。
北津留翼 和田圭
九州の軸となりそうなのは自力で強い北津留翼。函館オールスターでは5走のうち2勝、2着1回。若手先行型で勢いのある後藤大輝も短走路で活躍を期待したくなる一人。松戸バンクは初登場。積極的に仕掛けて粘り込むか。
和田圭は7月GⅡ玉野サマーナイトフェスティバルで決勝へ。差し脚は鋭く、位置と流れ次第で怖い。