今期からの降級組が中心となりそうだ。今回のメンバーでは原の実力が際立つ。今期、降級初場所の函館で即優勝。その後は優勝こそないが、3場所連続準Vで決勝オール連対と高いレベルで安定している。S級での1年間は期待された成績を挙げることはできなかったが、現級なら力は明らかに上位だ。

 追うのがスポーツニッポン評論家・吉岡稔真氏の弟子・中川聖大(27=福岡)。今期は6場所に参戦し2V。直線の長い武雄がどうかだが、高い先行力は武器となるだろう。

 前回の京王閣で今期初Vを挙げた岡田亮太(24=東京)もV有力候補だ。3月の前橋GⅢでは準決勝に進んだ実力者。今期はここまでわずか3場所の参戦にとどまっているが、状態を上げて臨んでくれば2場所連続Vも見えてくる。今期の優勝はまだないが、5場所中4場所で決勝進出、準V2度の加藤圭一(47=神奈川)も上位争いは間違いない。

 前期から引き続きA級の選手では競輪王・加倉正義(54=福岡)、前々回の小倉で今期初Vを挙げた戸辺捺希(27=埼玉)も虎視眈々と優勝を狙う。

チャレンジ戦
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