太田海也
太田は「2025全日本選手権トラック」（８月22～24日）でスプリントとケイリンで２冠を達成。競技ではすでに国内No.1の実力。世界でも堂々のトップクラスだ。
競輪では高松宮記念杯、函館オールスターでＧⅠ連続決勝入り。特にオールスターの準決の走りは見事で、３番手を取り切って逃げる脇本雄太を力任せに捉えた。バンクレコードにコンマ１と迫る10秒７の上がりタイムだった。「ここまできたらタイトルを獲りたい」と挑んだ決勝は、脇本雄を先頭に４車が結束した近畿作戦の前に悔しい７着。
「初手でミスした」と本来の力は出し切れなかったが、〝太田包囲網〟を敷かれるあたり、今の強さは衆目の認めるところか。
競技との二刀流の中でも堂々たる存在に踊り出た。ビッグタイトルを獲って泊を付けたい。
KEIRIN スポニチが説明！ 競輪の基礎知識