浅井と対峙するSS選手包囲網

郡司浩平 今年記念6V

 今年の記念レースは11回出場して驚きの6V。しかも決勝を外したのは8月の松戸だけ。抜群の安定感を誇っている。当地記念は73→74周年を連覇中。松阪バンクとの相性も抜群である。

 ビッグ戦線では昨年2月のGⅠ全日本選抜(岐阜)から優勝こそ遠ざかっているが、今年も3月のGⅡウィナーズカップ(伊東)、6月のGⅠ高松宮記念杯(岸和田)、7月のGⅡサマーナイトで決勝進出。獲得賞金はすでに1億円の大台を突破しての6位と、GP出場に当確ランプをともしている。

 直前の青森記念決勝は実に冷静だった。南修二を連れての4分戦。3番手を確保した郡司は2コーナー捲りを敢行。南の差し、新山響平の捲り追い込みを振り切っての快勝劇。

 勝ち上がりでは早めの仕掛けが際立った。シフトチェンジしたのは、1次予選敗退に終わった共同通信社杯の2日目から。明らかにロングスパートが増えていた印象だ。

 「共同通信社杯は自分で流れを崩してしまった。残り3日間と、今回の4日間を自力で戦って、立て直せたと思う」

 GⅠ寛仁親王牌へ、この流れを切らしたくない。松阪記念3連覇で勢いをさらに加速させる。


古性優作 〝思い出の地〟
犬伏湧也 賞金ランク上昇狙う

スポニチロゴ