地元エース浅井
vs S級S班古性、郡司、新山、犬伏4人がV争い

 各地区を代表する強豪たちが松阪バンクに集結。それを堂々と迎え撃つのが地元のエース浅井だ。賞金ランクは第10位。皿屋、西村らとともに中部勢をまとめあげ、3回目の松阪記念Vを目指す。

 S級S班からは古性、郡司、新山、犬伏の4人が参加。それぞれが各地区のエースとしてV争いを展開しそう。まずは古性。約1カ月ぶりの実戦は、メンバー的にも自力での戦いがメインとなりそう。シビアな位置取りと多彩な攻め手で、GP覇者の威厳を示すか。

 郡司は大会2連覇中。直前の青森で今年6回目の記念Vを決めるなど、近況気配も文句なし。松谷、内藤らの援護を受けてスピード満点の仕掛けを連発。南関のエースとして大会3連覇を達成したい。

 地元の青森記念では郡司に敗れて2着に終わった新山。賞金ランキングはGPボーダーの第9位。最低でも決勝進出を果たして、直下で猛追する浅井、犬伏の逆転だけは阻止したい。基本はロングスパートを駆使した自力戦がメインだが、力を付けてきた桜井とのアベック優参が決まればVチャンスも一気に高まる。

 犬伏は向日町記念in奈良で4回目のGⅢ優勝。S班としての風格も付いてきた。何より「今年こそGPの舞台を走る」という強い気持ちがレースにあふれ出ている。鉄壁ブロックを誇る松本の援護は非常に頼もしい。取鳥の先行力、桑原の経験値、追加参戦となった原田研太朗の一発力と、中四国勢はタレントぞろい。どんな化学変化を起こすのか、非常に楽しみだ。

 関東は追い込み上位の武藤、7月の弥彦で記念初Vを飾った末木が攻守の軸となりそう。九州勢はタイトルホルダーの園田が若手たちをバックアップ。鋭い伸び脚を駆使してV争いに加わってきそうだ。


古性優作 〝思い出の地〟

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