武雄競輪のミッドナイト「おトクにPLAYオッズパーク杯」が30日から11月1日までの日程で行われる。今節はオールチャレンジの7R制。鶴淳志(25=福岡)、柏野健吾(22=岡山)、三浦生誠(24=岩手)の127期トリオを中心に、75点オーバーの中岡海(23=愛媛)、辺見祐太(29=新潟)の走りも注目が集まる。

 シリーズリーダーは鶴淳志。直近5場所で4度のVを飾り、しかもそのうち3度がミッドナイト。初の武雄バンクでもパワフルな自力戦で他を圧倒する。

 9月の小倉でデビュー初Vを飾り、直前の弥彦ミッドナイトで2度目の優勝を成し遂げた柏野健吾も堂々のV候補だ。現在は4場所連続で決勝進出中。レースにも慣れてきたようだ。同期の鶴とは、本格デビュー後は対戦がない。抜群の積極性で鶴撃破がかなえば、3度目のVが見えてくる。

 三浦生誠は同期2人に点数も安定感も見劣るが潜在能力は高い。ツボにハマった際の破壊力は魅力だ。

  前期2班で今期もVがある中岡海のパワーも侮れない。直前は今節も同配分の柏野に続く準優勝。武雄は本格デビューの地で3度目の参戦で当地初の決勝進出を目指す。

  辺見祐太は予選突破率が高く、今期4度の決勝進出。武雄は昨年8月のモーニング以来、2回目の参戦だ。前回は予選7着に終わっただけに、今回こそは勝ち上がりに成功したい。

 前期2Vで来期は初の2班昇班が決まっている水谷亮太(28=愛知)や、同じく前期2班の山田純也(36=岐阜)、村瀬大和(23=岐阜)の岐阜コンビも軽視できない。点数以上の力で先行職人の野見泰要(43=岡山)、攻め幅広い永田隼一(45=福岡)、捲り鋭い大竹野裕樹(43=鹿児島)も一発を秘める。戦法多彩な湯浅大輔(40=千葉)は直近3場所で2度目の決勝進出と復調ムードだ。穴党はダッシュ鋭い高橋海月(24=青森)に注目を。

  追い込み陣では渡辺一洋(52=静岡)、渡辺恭典(51=栃木)の両ベテランが点数上位の存在。決め脚鋭い富安保充(43=愛知)、捲り脚兼備の井上将志(41=兵庫)や内村竜也(49=山口)に、田口守(37=山口)も目標ゲットなら信頼度は増す。

 60歳とは思えない奮闘ぶりの川添輝彦(60=沖縄)や、地元から唯一参戦の支部長・原司(54=佐賀)の奮闘にも期待したい。

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